小屋洋一Blog 小屋洋一Blog

年末の振り返り

2011.12.30(Fri)

今年もあと1日を残すのみとなりました。

今年最後のエントリーになると思いますので、2011年の振り返りをしてみましょう。

2011年.jpg上記は各アセットクラスの2011年パフォーマンスです。
データが11月までしかないのですが、概ね6月までの上半期は国内株式を除くすべての資産でプラス
国内株式だけは3月の震災までがプラス

その後の下半期は、散々だったという投資家が多いのではないでしょうか?

意外なのは、海外債券は年間を通じて円高を加味してもプラスのようです。
これはリスク回避で債券に資金が集中したということでもあるでしょう。

「4資産分散」は、国内株式・海外株式(先進国12.5%+エマージング12.5%)・国内債券・海外債券に25%ずつ投資した場合のパフォーマンスです。
この場合にはマイナス9%と言う事になります。

2011年その2.jpgリスク・リターンは上記の通りです。
各アセットクラスは見ての通りです。
一応4資産分散では、ポートフォリオ分散効果があることがわかります。

トータルのリターンがマイナスの時には、投資家はそこまで考えられないんでしょうけどね。

2012年の事を書いておくとすれば、前半は欧州債務問題の影響が避けられずに、リスク回避的な行動が続くかもしれませんが、年後半はリスクonに転換して、外国株式を中心に回復を見せるのではないかと思っています。

つまり、年前半が仕込み時ではないでしょうか。

個人的には、ベトナム株があり得ないぐらいの安値圏なので、銘柄選定をして仕込んでおこうと思います。
国内のREITもねらい目ですね。

それでは、今年にめげずに来年も頑張りましょう!

無料の資産運用メール講座は、こちら!

ページトップへ戻る

先日、金融庁の金融審議会でモーニングスターの朝倉社長が発表をした資料が掲載されていました。

フェイスブックでは、先日紹介しましたが、まだ資料を見ていない人も多いと思いますので
日本の投資信託の事情について、鋭く突っ込みを入れた資料をご紹介してみたいと思います。

投信1.jpg日本の投信は定番商品やロングヒット投信が少ないという指摘

投信2.jpgそれと比較して米国では、定番商品、ロングセラー商品が多いという指摘

後に出てくるが、日本の場合は販売会社の販売意向で資産の流入・流出が激しく左右される傾向が強い

投信3.jpg
いつも疑問に思うのだが、日本では何でこんなに毎月分配型投信が人気なのだろうか?
老後の資産取り崩しのニーズが絶大と言う事なのだろうか?

通貨選択型ファンドでレアルが人気があるのは、銀行、証券会社の営業が勧めるからだと思う

投信4.jpg分配金利回りとトータルリターンの差
トータルリターンがプラスであれば、もちろん良いのだが、「分配金利回り」という不思議な評価方法がまかり通っている

投信5.jpg米国はトータルリターンを重視、というが当たり前の話
むしろ尺度がそうでないと何の意味もない

投信6.jpg販売会社が、「分配金利回り」を強調して販売しているから、という指摘だが、それが一番の原因であれば投資家のリテラシーも相当に問題があると言わざるを得ないか

投信7.jpg日本の場合には、独立系で運用に特化した運用会社は少ない
巨大金融グループの系列社として運用会社が存在する方がスタンダードである
従って、運用会社の方針はグループや販売会社の方針に影響を受けやすい

投信8.jpg年を追うごとに投信の販売手数料は高くなってきている
銀行が投信の販売に力を入れるのはこの影響である

よく退職金運用プランと称して、定期預金金利優遇と投信販売がセットになっているキャンペーンを見かけるが、これだけ手数料をもらえるのであればセットで考えれば大儲けである

投信9.jpgこれは、意外だったが信託報酬も年々上がっている
コストが安くなっていかない限り、長期投資で運用を行おうと考える人は増えないだろう

投信10.jpg日本で投信の長期保有が浸透しないのは、対面証券会社の多くで「販売手数料」頼みの営業スタイルが改善されないからである
もう少し営業マンの資産残高を評価する仕組みになれば大きく変わると思います

投信11.jpg投信12.jpg米国のファンドは、純資産残高が増えてくると保有コストを下げる努力をするが、日本の投信はそのような努力の姿勢が見えない

それにしてもグロソブの興隆の歴史は、日本の投信業界の問題を全て表しているとも言える数字である

投信13.jpg最後にモーニングスター(朝倉氏)の提言

提言内容はどれもまともな内容に思えるが、はたしてこの中の一つでも金融庁に届くのだろうか?
金融庁の人間もこの程度の事はわかっていると思うのですが






無料の資産運用メール講座は、こちら!

ページトップへ戻る

DC勉強会

2011.12.20(Tue)

DCと言っても、DCカードやドリームキャストではなく、Defined contribution plan (確定拠出年金)の勉強会

フィデリティ退職・投資教育研究所の野尻所長の主催する勉強会と言う事で非常に楽しみにしておりました。

今回の講師は山崎俊輔さん

まさに企業年金のプロです。

内容としては、来年1月から実施予定の確定拠出年金のマッチング拠出の内容、及びそこから派生する
FPコンサルティング内容の変化について参加者の皆さんで議論しました。

皆さんの会社には確定拠出年金の仕組みがありますか?

もしもある場合には来年以降マッチング拠出の話題が出てくるかもしれません。

マッチング拠出とはDCに会社拠出だけではなく、個人の資金を合わせて拠出できる制度です。

掛金の所得控除、運用益の非課税、一般の金融商品より優遇された手数料、などを享受できる画期的な制度ですが、導入される企業は来年はまだまだ少ないはずです。

もしも皆さんの会社で導入するような話があるのであれば、それは望ましい話ですし、ぜひ有効にフル活用するべき制度だと思います。

勉強会の後は、ビルの下のイタリアンで簡単に食事会をしました。

講師の山崎さんも、野尻所長も大変気さくな方で、色々お話で来て嬉しい一日となりました。



無料の資産運用メール講座は、こちら!

ページトップへ戻る

昨日書き終えた、米国FPAレポートですが、次は日本版FPAカンファレンスの開催です!

FPAカンファレンスに参加するようになってからずっと

「日本にもこういう実務をしているFP向けの良質なカンファレンスがあったら良いのに・・・」

と思っていました。

そこで、FP仲間と一緒に自分たちで作ってしまう事にしました。

それが

FP NEXTEIAN CONFERENCE 2012

です。

今回は、2月10日(金)に汐留の会議室を終日借りて、FP業界で活躍中の現役FPを多数お招きして

「どうやったら自分たちのFPビジネスをより発展させられるか?」
「活躍しているFPはどのようなビジネスモデルを構築しているのか?」
「顧客獲得のためのマーケティング手法は何なのか?」


といった話を展開していただく予定です。

FPビジネスをしている人も、これからFPビジネスを始めようとする方も、とても役に立つカンファレンスになると確信しています。

会場の都合で、参加者は先着120名限りになりますので、早めのご応募をお待ちしております。

無料の資産運用メール講座は、こちら!

ページトップへ戻る

今日は今年の最大IPOと言われているネクソンの上場日です。

公募価格が1,300円
上場初値が1,307円

と株式市況の悪い中では、概ね予想通りの立ち上がりとなりました。

今日書きたいのは、証券会社の営業について

今回のネクソンIPOは野村証券が主幹事らしく3週間ほど前に、どこかで知り合った野村証券の営業マンの人から電話がかかってきて

「ネクソンの新規上場で、公募割り当てを確保できるので、新規に〇〇支店に口座を開設してもらえませんか?」

という連絡でした。

IPOの公募は、2004年~2006年にブームで私も色々応募をしてみましたが、なかなか公募には当たらないものでした。

証券会社の新規営業って、こうした公募の割り当てとか使って、こうやって開拓するんだなぁ

と知ることができました。

営業担当者は、証券投資について詳しそうなわけでもなく(特に新人なので)、株式の長期投資な感覚も全く持っていなそうな感じでした。もう少し株式の営業担当者はしっかりとした勉強をしてほしいものです。

とはいうものの、せっかくのご縁なので100株だけお付き合いで買ってみましたが、上記の通り公募価格と変わらない初値で、売買手数料分赤字と言う結果に終わってしまいました。

こうやって、証券会社にやられちゃう人が多いんでしょうね。

と今回、実体験を通じて勉強しておきました。

寄り付きの板を見ていると、必死に買い支えようとする様子がよく伝わりました。

IPOを別にするとネクソンは、成長性を踏まえたバリュー的に少し割高だと思います。

無料の資産運用メール講座は、こちら!

ページトップへ戻る

9月に米国FPAに参加して、FP事務所を多数訪問してきたのですが、その中で日本のFP業界やFP事務所経営に対する示唆を考えてみました。

・FPAとFP協会の差

FPAはFPの業界団体です。FP(特にCFP保有者)のビジネスサポートをする組織と考えて良いでしょう。
それに対して、日本のFP協会はFP資格を普及する団体で、ビジネスサポートの側面は非常に弱い組織です。

両者のホームページを見てみると良くわかります。

FPAのページ

fpa.jpg日本FP協会のページ
fp協会.jpg日本のFP協会のホームページがデザイン的にイケてないのはともかくとして、残念ながらほとんど消費者やエンドユーザーを意識した作りになっていません。

メインメニューも半分以上は「FPになること」に焦点が当たっており、「FPを利用すること」のコンテンツが貧弱です。

ちなみにこちらはオーストラリアのCM、日本もお金あるんだからCMぐらいやったらいいのに。


・FP事務所の王道はアセットマネジメント業

少なくとも米国のFP事務所の主要業務は、クライアントのアセットマネジメント・アドバイザリー業務です。

顧客の資産運用に際して、窓口の接点となるのが「銀行」や「証券会社」と並びFP(あるいはFA)が主要チャネルであるという仕組みになっています。

そして、FP事務所は、顧客のライフプラン設計を行いながら、顧客に合った「資産運用のアウトソーシング」先として機能しています。

日本の場合には、こうした業務は投資運用会社、投資助言・代理業者が担う事になるのだと思いますが、残念ながら個人向けのサービスがほとんど存在しないという状態です。

・時代はゆっくり大きく変わる

米国に行く度に感じるのは、日本の個人向け金融サービスの現状は米国の1980年代に近い雰囲気だということです。

米国でも80年代は、ほとんどの個人が金融についてあまり意識せずに、また「銀行」「保険会社」「証券会社」などのブローカーがまだまだ主に活躍していた時代です。

これが90年代に入ってゆっくり変化していき、現在の米国型のFPビジネススタイルに変わっていったという話を必ず聞きます。

米国でも20年~30年かけて大きく変化していったということですから、日本の場合も同等の時間がかかるものだと認識しています。

ただし、グローバルな潮流としては先進国ほど米国型金融サービスに近い形態になって行っていることも認識していますので、日本もここ10年程度で大きく変化するかもしれません。(しないかもしれませんが)

現在FPビジネスをやっている人も、これからFPビジネスを目指す人も、こうした大きな時代の変化の中でとらえることが必要だと思います。

逆に私は、現在の日本では1~2年でドラスティックな変化が起こるとも考えていません。

・米国人FPは親切だ

米国人FPともちろん一般化することはできませんが、何回かFPAやFP事務所を訪問させていただいた印象では、日本から訪問している私たちに対してとても親切に対応を頂いています。

訪問したいと言って、断られることも少ないし、FPAスタッフなども非常に親切に応対してくれます。
多少ずうずうしいかな?と思う質問や要望にも笑顔でお答えいただけています。

日本でもFP資格を保有している方々にはとても親切で献身的な方が多いので、これはFPという仕事柄
「他者へ貢献することが喜びである」人が多い業界なのかもしれません。

・まとめ

米国のFPAに参加したり、現地のFP事務所を訪問させていただくことは、マーケティング的な発想を得るためにもFP業界としてのビジョンを描くためにも有効なことだと考えています。

もしも来年ご一緒に参加されたいという方がいらっしゃったらご連絡ください。
刺激をうけること間違いなしです。

無料の資産運用メール講座は、こちら!

ページトップへ戻る

米国出張8日目は完全なオフで観光日

Caceyさんが、車で郊外のSedonaという有名なリゾートスポットに連れて行ってくれました。

フェニックスから車で2時間ほど離れた場所です。

DSCN2501.JPG車窓の風景。
とても空気がきれい、透き通るような空

DSCN2503.JPGこんな感じのRedrockに囲まれた街です。

感動したのは教会
sedona-church.jpgこれは外側ですが、中もとても荘厳な感じでよい教会です。
建築物はライトの作品っぽいなと思っていたら、ライトの弟子の作品でした。

そして、少し歩くとトレッキングコースが広がります。

DSCN2508.JPG日本の自然風景とは異なるので、面白いですね。
日本よりも緑が淡い

水のそばで、少々お昼寝させてもらいました。

Caseyさんも日常の仕事に疲れたら、このSedonaでリラックスしに訪れるそうです。

スピリチュアルでも有名な場所らしく、僕らも長い出張の疲れをゆっくり癒すことができました。

ということで、9日目は帰国するだけなので、米国出張レポートは以上で終了。

米国出張で感じたことや気づきなどを整理して、最後のまとめとして今度UPしたいと思います。

無料の資産運用メール講座は、こちら!

 

ホームへ戻る

小屋洋一Blog

株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋洋一

RSS

ページトップへ戻る