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米国から帰国した10月、11月は少し溜まっていた作業で忙しかったのですが、先週あたりからある程度片付くものもあり、一息つける状況になりました。

FPAカンファレンスの事は、このblogでも報告した通りですが、来年2013年2月8日(金)は日本でのFPカンファレンスである

FPnexteian2013

が東京・汐留で開催されます。

今、その準備作業も大詰めを迎えている段階で、もう少ししたら(来週あたりには)皆様にもきちんとしたお知らせをできると思います。

今回は、

独立FPがいかにしてビジネスモデルを成立させているのか?」

といった内容について結構豪華な講師陣を集めて開催できることになりました。

「独立してFP事務所を開業している」

「多業種だが、FPコンサルティングを取り入れていきたい」

「これからFPとして独立を考えている」

と言う方には、とても参考になるカンファレンスになると確信しています。

ちなみに今年2月の開催内容はこちら

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今回が10月に開催された米国FPAカンファレンスinサンアントニオ報告の最終回。地のFP事務所を3社訪問してきましたのでその報告です。

 最初に訪問した会社はFinancial Life Adovisor社。
  ここはCPA(米国公認会計士、日本の税理士みたいな資格)のJimさんが1981年とから20年前に開業した事務所。
 当初は会計事務所として経営していたが、2003年からBenさんというCFP(ファイナシャルプランナー)を採用して、税務の相談だけではなく資産運用のアドバイスを始するようになった事務所でした。

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 税務とFPサービス(主に資産運用)を両方扱えるところが特徴的で、合わせてエスートプラン(相続プラン)までも面倒を見ているとのことでした。

 会社のブランディングにも大変力を入れていて、事務所やデザインも非常にスタイッシュで格好の良いものでした。

 私が特徴的だと感じたのは、システムに対する投資。事務所は完全にペーパーレス対応していて、顧客の情報や預かった紙は全てPDF化して、基本的に紙は全て処分している言う話でした。
 その結果、PCとモニタ(モニタは一人4台ぐらい使う)に対する投資がしっかりと応していて先進的な印象を強く受けました。

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 日本でも税理士事務所、会計事務所は、税務相談と相続相談には乗ってくれていると思ますが、本当の意味で資産運用のアドバイスまでしてくれるところはありません。
 その意味では、今後そのようなサービス展開をしてくれる税務事務所が日本でも出てくる可能性を感じることはできました。


 2社目は、iFinancial社。
 こちらは創業者は、生命保険外交員の女性でした。20年間以上営業活動をしてきて、分の事務所の承継を考えて2004年から、今回応対してくれたKeivinさんを採用して、承継ているそうです。

 Keivinさんは前職が、ファンドマネージャーをしており、主に新興国の債券と株式にして投資を行っていたそうです。

 このように資産運用業界からFP(アドバイザー)への転職などが比較的容易に行えるころが米国の金融業界の懐の広さを感じます。

 こちらでは主に顧客サービスについてヒアリングをしました。やはりシステム投資はる程度しっかりしていて、顧客は自分のIDが発行されており、それで自分の資産に関してonlineでいつでも確認できる状態にあります。
 また市場の状況などは4半期ごとにビデオやメールなどで情報発信をしているとのこと。
 
 リアル(対面)では、年1回顧客を集めてパーティを開催しており、そこで顧客同士が交流を深める場になっているようです。

 顧客の獲得手法についても聴きましたが、やはり主には紹介によるものでした。顧客や弁護士、税理士などの連携先から紹介されるのが一般的だそうです。

 最後に3社目はAlamo Asset Adovisors社。
 ここではEricさんにお話を伺いました。Alamo Asset Adovisorは、独立系のFPが多く所属するFP事務所です。

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 ここでは各FPが個人であげた収入の65%が個人、35%が事務所に支払う事で運営されています。
その意味では運営スタイルは日本の弁護士事務所や税理士事務所の合同事務所形式に似ているかもしれません。

 Ericさんは、完全に資産管理に特化されていて、プライベートエクイティやプライベートファンドなどを上手く利用しながら顧客の資産を増やしていくのが、最大の貢献だと言う話でした。

 具体的にはテキサス州に多く存在する油田に対する投資や、私募REIT、プライベートカンパニーに対する投資などの話を多く聞きました。

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 また超富裕層に対するコンサルティングを得意にしているようで、使い切れないほどの資産を保有している人々に、次世代に対する相続のアドバイスにとどまらず、チャリティーや慈善事業に対するアドバイスなどもしているそうです。

 日本では、相続対策の話は聞きますが、こうした寄付や慈善事業にまでアドバイスをする人の存在はあまり耳にしませんので、こうした超富裕層ビジネスもまだまだ米国には学ぶところが多そうです。

 以上、訪問先の3社について簡単に説明しました。

 毎年米国に行って感じるところは、こうした個人の資産管理ビジネスは、米国でも1990年代から発生して、20年かけて現在のようなスタイルに発展してきたという歴史を感じます。
 その中で現在FPが果たす役割と言うものはとても大きいものがあります。

 日本はその意味でまだまだ米国の1980年代の雰囲気に似たところがあり、これから30年間近くかけてこうした米国型の資産管理ビジネスが根付いていく途上にあるものなのだと認識しています。

 その意味で、日本の資産運用業界はまだまだ発展と成長性のある業界だと感じています。  

 米国の視察報告は今回が最終回です。

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NAPFAの話

2012.11.17(Sat)

なかなか更新できていませんが、米国の話。

何とか年内には全部お伝えしたいところです。

さて、今回はNAPFAの話。NAPFAはThe National Association of Personal Financial Advisorsの略称。

こちらはFPAと比較すると、よりストイックなFee-onlyスタイルでアドバイスをするFPの集団組織です。

今回はその組織で理事をしているGugleさんのお時間を頂いて話を聴きました。

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【最近のFP業界動向】

・FPA,NAPFA,CFPboardの3団体は、ファイナンシャルプランニングの専門家として「CFP」のブランドに集中してプロモーションしていくことを話している。
・業界にはCFPのみならず色々な(任意団体の)資格が乱立していて、消費者も混乱するし、ブランディングが統一できていない

・CFP取得者は約67,000人、FPAメンバーは45,000人、NAPFAメンバーは2,500人
・CFP取得者の約60%はRIAとして、資産管理ビジネスを行っており、ブローカー(証券、保険)は40%ぐらいではないか?

【NAPFAについて】
・最低CFPは必要
・2年間で60単位の継続教育が必要
・コンプリヘンシブ(包括的)なプランニングすることが必須
・収入形態はFee-onlyでなくてはならない

Gugleさんは実は共同経営者である奥さん(Annさん)が来日されていた時に、奥さんには事務所のお話を聴いていたのですが、今回はNAPFAの話を中心に話をうかがいました。

fee-onlyでのFPの成功のコツは「声を大にして(マスコミ・ジャーナリスト)にFee-Onlyのメリットを訴え続ける」ことが重要だとの話でした。

日本の場合には、本来はFP協会にその役割を担ってほしいのですが、多くの会員が所属する、実質スポンサーである「保険会社」「証券会社」「銀行」がコミッション商売なので、なかなか難しそうです。

その意味では、しっかりとしたジャーナリストがこうしたFee-Onlyビジネスの良いところを消費者に伝えていくのが一番だと思いますが、日本ではそのジャーナリストも(スポンサーに気を使って)あまり機能していない気がします。

日本でFeeビジネスが広がるには、まだまだ時間がかかりそうです。

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さて、先週の続き。

まずサンアントニオについて参加したのはインターナショナルレセプション

これは、米国以外の世界中から集まったFPに対して、カンファレンス前日にFPAスタッフがお食事会を企画してくれています。

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こんな感じで今年は60名ぐらいはいたでしょうか?
私の周りはバミューダの女性がおり、バミューダは金融ビジネスの中でいかにうまくやっている都市かということを述べてくれました。
いわゆるキャプティブ等の話。

隣の人はアメリカ人で、美味しい白ビールがあるよ。と教えてくれたのでさっそく注文

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blue moonという銘柄で、確かに美味しかったです。パンプキンでできているという話もしていましたが、調べてみると確かにそうした種類もあるようです。
飲んだのがパンプキンかどうかは不明。

翌日の9月29日(土)

いよいよ、カンファレンスが始まります。
最初は受付で登録をします。

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登録すると、写真にあるようなカバンを渡されます。この中にはカンファレンスのスポンサーとなっている企業の広告がどっさり入っています。
例年のカバンは、しょぼいものが多かったのですが、今年は少し丈夫で立派な作りになっていました。

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こちらが、カンファレンスの展示会場。各ブースはスポンサーが自社の商品やサービスをFPに訴えるために出展しています。
今回は120社程度の出展数でした。
見ていると、ファンド会社(運用会社)、システム会社(FPが利用するシステム)、カストディアン(FPが利用する証券口座など)が主な出展者で、今年は昨年以上にファンドの数が増えているような気がしました。

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ゼネラルセッションと呼ばれるセミナーは、一日に一度この大ホールで開催されます。
会場には2000人程度は入るでしょうか?

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2日目はPIMCOの株式投資責任者の話。
PIMCOの運用方針や現在のマーケットの捉え方は、いつもHPで見ていますので、それほど新しい話は無かったです。

一つ一つの講義は、こんな感じで60~80分を一コマとして進みます。
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これはリタイアメントをした人用の、リタイアメント者が集まって過ごす住宅などのコミュニティについての講座。
アメリカでもベビーブーマーのリタイアメントが大きな話題になっているのは、日本の団塊世代の話と同様です。

大体朝は7:30から夕方16時ぐらいまでこうした講座が続きます。

正直、浴びるように英語を聞いていると、だんだん集中力が無くなってきます。
もう少し英語ができると良いのですが。

次回は、今回NAPFAの役員であるジョンさんにお時間を頂いてインタビューしてきましたので、その内容をシェアしたいと思います。



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株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

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