世界経済の最近のブログ記事

先日、web上で経済産業省の資料として

「暮らし」分野での新たな飛躍に向けて

という資料を見かけました。

資料の作成者は、ヤフーの安宅和人さんという役員でチーフ・ストラテジー・オフィサー(CSO)だそうです。

この資料の冒頭では、日本の経済状況の現状についてしっかりと認識するスライド構成になっています。

1ページ目
日本の一人当たりGDPは世界26位で、1960年と同じ水準

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2ページ目
GDP全体は、米国、中国に続く3番目だが、5年後にはドイツに抜かれそう

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3ページ目
名目GDPは、米国はこの14年で69%成長、日本は-4%成長
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4ページ目
中間層の所得も米国は14年で28%増加、日本は15%減少
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5ページ目
日本は、特に最近5年間での一人当たりGDPの低下が激しい
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6ページ目
一人当たりGDP上位30か国の中で見ると2000年以降は一人負けに等しい状態
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であると、これでもかってぐらい、近年の日本における厳しい経済成長の様子を確認しています。

「アベノミクスで景気は良くなった!」

と国民が本気で思っているかどうかはわかりませんが、海外から見ると大幅な円安の影響もあり、日本の経済の地盤沈下はとどまるところを知らないように見受けられます。

こうした、現状をきちんと把握することは、何においても重要なことです。

資産運用に置き換えると、この30年(1987年2月~2017年2月)のパフォーマンスはトータルで

日本債券 177.5%
日本株式 23.7%
外国債券 360.6%
外国株式 873.0%

という結果になっています。

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(資料:my indexより)


資産運用では、過去のパフォーマンスは、未来のパフォーマンスとは関係ないと言われていますが、今後も名目GDPが増加しない日本国内での資産運用は、なかなか難しいと思われます。

もちろん、私としては、これからの運用においては、外国株式や外国債券にも分散して投資することをお勧めします。

何よりも、現実を直視して今後の対応策を考えるというのは、何においても大切だと安宅さんの資料をみて思った次第です。

経済産業省の人たちも、もちろんわかってはいるんだと思いますが。

2017年の展望

明けましておめでとうございます。

今年一年もよろしくお願いいたします。

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2016年を振り返ってみると、年明けから

行き過ぎた円安の是正

中国経済不安発の株価修正

Brexitによる世界的な株価調整

などで円高、株安が進んで、多くの投資家の運用パフォーマンスは冴えませんでしたが
(おそらく年初から20%程度はマイナスだったのではないでしょうか)

最後の米国大統領選で、大方の予想を裏切った形でトランプが選挙に勝ち

その後

急激な円安と株価の上昇

によって年末には年初来高値を更新する形でマーケットは引けました。


この2016年の一年間の市場の動きを見て痛感したのは

・専門家の予想はやっぱり当てにならない
(あれだけトランプが当選したら市場は崩れると言っていたのに)

・為替や株価はやはりファンダメンタルズを確認する必要がある

・市場が大きく調整(下落)して、ファンダメンタルズから考えて割安に
 なった場合にはしっかりと購入する

ことが大事であると再認識しました。


その2016年の反省から2017年の展望を考えてみると

・米国株式市場は割高なので調整がありそう

・急速に進んだ円安ドル高も是正される可能性が高い

・債券市場は、金利上昇に応じてさえない展開が続きそう

今年も、ブレ幅の大きい展開になりそうですので、しっかりと下がった展開の時に
冷静に判断していきたいと考えてます。

本年もよろしくお願いいたします。

世界経済の展望について

今回は、私が定期的に参加をしている

ブーケ・ド・フルーレット 馬渕さんのセミナーに参加して聞いてきたことを読者の皆様にフィードバックいたします。

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ブーケ・ド・フルーレットの馬渕さんのお話と分析は、主にファンダメンタルズを丁寧に追ったうえでの、マーケット分析・景気分析を主にしていますので、皆様も参加されるとお役に立つ内容だと思っております。

詳細はこちらから


それでは、セミナーの内容から私が把握した内容をお伝えします。


【日本経済、市場】

・日本の株式市場は、今年に入ってからの円高を考慮したうえでも予想PER13倍程度と、歴史的には割安な水準

・おそらく、来年にかけて株価はもう少し持ち直すことが基本シナリオ

・懸念点は、消費動向や民間設備投資が弱いので、その今後の動向には注意が必要


【米国経済、市場】

・米国の雇用環境や賃金動向は、リーマンショック後は順調に回復を続けている

・なので、小売売上高や住宅、自動車など消費に関する統計は力強い

・一方で、株価は予想PER18倍超と歴史的にはすでに割高な水準なので、今年後半は株価の調整があるか、来年までEPSの調整で株価が停滞するか、いずれかのシナリオが基本線

【為替】

・ドル円の水準は、購買力平価仮説による水準では、現在の1ドル=100円水準が妥当なところ

・今後は、100~115円ぐらいの水準で長く続くと考える

【商品市況、原油】

・原油価格は、米国のシェールガス、オイルの生産状況に寄るところが大きいが、業界再編で生産コストが下がってきているシェール油田も多く、原油の需給バランスから考えて、40~60ドルの範囲内に落ち着く可能性が高い


セミナーの内容で、小屋が個人的に一番関心があったのは、米国の証券市場です。


現在の米国株式は少し割高だという認識が一致しましたので、直近の投資を考える場合には、投資タイミングを遅らせるか

あるいは

現在の株価水準は、EPSの水準で1年程度たてば企業業績が追い付いてくるだろうということだったので、1年程度横ばいが続く展開を覚悟しておく

のが年後半の基本スタンスになりそうです。

ただし、為替はもう少し弱含む展開を想定していてもよさそうなので、円建てのリターンで見れば、もう少し楽観的に考えられそうですね。

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小屋洋一Blog

株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

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