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毎年のように発表される「骨太の方針」

今年も5月18日に素案が発表されました。
さっそく読んでみました。


確か昨年も同じような記事は書いていたのだと思います。
http://www.okuchika.net/?page=2&cid=36


昨年は、内容が無い割には

「イノベーション」「KPI」「インセンティブ」「エビデンス」

といったカタカナ用語が飛び交う資料となっており、これでは全く機能しないなという話を書いたところです。


今回発表された方針も、昨年同様にあまり内容が無い資料に出来上がっています。


本来であれば、このような方針は過去2~3年に立てた計画の振り返りと反省があって作られるのが一般常識だと思っていますが、政府の方は、反省することが苦手なのか、アベノミクスについての評価というものをきちんとせずに、また新しい計画を立てているという印象です。


企業活動に例えれば、毎年中期経営計画を前年までの反省もなしに、新しく作り直す作業をやっているようなものです。


また、昨年までは一応形ばかりは2020年の財政健全化に向けたアプローチが記述されていましたが、今年はそれも消えてしまいました。


これは、計画が未達に終わりそうであれば、こっそりと話題に触れなくしてしまうという、ヒドイ企業でも良くありがちな事を政府がやっているに他なりません。

こういうことをこっそりとやる企業は、お分かりの通り投資家からは見放されて株価も下落していくものです。


日本の政府も、この方針を発表することで、投資家の落胆を招き、(政府の)評価が落ちていく様子が目に浮かびます。


この後は、政府の出すどうしようもない方針を、マスコミ各社がどのように評価し、批評していくかということを確認するのが今のマスコミにどれだけ判断する力があるかという事を確認する作業になりそうです。


残念ですが、当面、政府主導での明るい展開は期待できなさそうです。

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前回のスリランカ報告に続き2回目。


今回はスリランカの一つのメイン産業

「観光業」で見てきたものをご報告します。


今回観てきたのは

Asia Capital plc

という現地企業が開発しているリゾートホテルプロジェクトを数か所周りました。


Asia Capital plcは現地資本の企業ですが、日本人が役員に複数名就任しており、日本人との協働プロジェクトを進めている企業体です。

コロンボ株式市場に上場しています(ACAP.N0000)

金融業を中心としたコングロマリットですが、最近はリゾート事業に力を入れています。


今回見学したのは

【完成済み】
(サイトもぜひご確認ください)

shinagawa beach

20160415_101710615_iOS.jpg


Taprobana

20160417_011240933_iOS.jpg


この2つのホテル

2つとも客室数は26~27室で、この程度の小規模なサイズが運営上難しくないそうで、現在のところは、このサイズの開発を進めているとの事

特に、shinagawa beachは、

small luxuary hotel

として認識されているようで、大体1泊3万円程度の宿泊単価でした。

現在、shinagawa beachは、年間1億円程度の利益が出ているそうで、コロンボ株式市場ではこの利益ベースでもすぐに上場可能だという話でした。


ところで、shinagawaという単語からもわかるように、こちらのホテルは土地と建築費で約4~5億円の投資金額だったそうですが、このうち1.4億円程度を日本の品川さんが個人で出資されているプロジェクトです。

このようにAsia capitalのリゾート開発の多くは、日本の投資家と共同出資で進めることが多いそうです。

先程の2件目のTaprobanaは、愛知県の複数企業家との共同出資という話でした。


【開発中】

開発中のプロジェクトとして見学してきたのは

Kosgoda

Mirissa Beach

の2か所を見学してきました。

特にKosgodaは、今年中にオープン予定ということで、建物も半分程度は工事が進んでいました。

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Asia capital の説明によると、こうしたリゾートホテル開発のプロジェクトは

エクイティIRRで16%程度と、投資としては魅力的な水準に見えます。


小屋個人の印象としては、現在のスリランカは、2000年代初頭のベトナムと似た雰囲気を感じました。

つまり、国家としての勢いはあり、個人も国の成長を疑わずに意欲的でした。


投資としては、個人レベルであれば、個々のプロジェクト案件に投資をするよりも
株式市場もありますので、証券投資を通じても十分に成果を上げられる市場なのではないかと思います。

スリランカにはとても魅力を感じましたが、一方で世の中、安易な投資案件や、儲かる話はないので、十分に検討は必要だと感じました。

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スリランカで見てきたもの~その1

2016.04.22(Fri)|カテゴリ:旅行

先週、知り合いのご紹介でスリランカに視察に行ってきました。

主に、不動産開発や投資プロジェクト現場に行ったり、現地で展開している日本食レストランの状況などをヒアリングしてきました。

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ホテルから見たコロンボ市内

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泊まったビーチリゾートホテル


今回、次回と、簡単にスリランカの現状を見てきたままにご報告します。


①スリランカ概要

島国だということは理解していましたが、面積がおおよそ北海道の8割、台湾と同じ程度の大きさです

人口は2,000万人で、決して大きい国ではありません

一人当たりの国民所得は3,385米ドルで、アジアの新興国である

インド   1,584米ドル
ベトナム  2,072米ドル
フィリピン 2,934米ドル

よりも生活レベルは上に位置します


また地勢的には、アジアと欧州・中東を結ぶ航路に位置していて、海運の物流拠点としては良い場所で、港湾に対する投資が最近積極的になっています


②投資環境

元英国植民地ということもあり、法律は英国風である程度整っています

外資100%の企業設立も認められており、投資した後の本国送金などにも制限がありません

その意味では、日本人からすると投資しやすい環境は整っているといえます

インド・パキスタン両国とはFTAもあるので、スリランカを生産拠点とすれば、この両国に対する輸出には関税がかからず有利な状況が作れます


③労働者の評価

識字率は高く(92%)、労働者の質には定評がある

これまでは欧米高級ブランドの既製服の生産拠点として有名

英国公認会計士は世界で2番目に多く、会計のアウトソース先としても利用されている

その割には、まだまだ労働コストが安く中国の3分の1、ベトナムなどよりもまだ安い水準である


④インフラ

インフラは、まだまだ整備中で、主要都市に高速道路が通り始めたところです。

電気、水道などのインフラもまだまだ弱いので、この辺りは誰の資本でインフラ整備を進めるかというところが大きな課題です。

たぶん時間が経つと、中国資本が進めてしまうのではないかと感じました


⑤観光立国

これは、私には全くイメージがなかったのですが2013年には有名ガイドブック、ロンリープラネットで訪れたい観光地のNo1に選ばれるほどの観光地

それほど大きくない島国ですが、世界遺産が文化遺産6か所、自然遺産2か所と8か所も存在します

そして、欧米人のリゾート地として利用されることが多いところでした。


次回は、案内してもらったビーチリゾートホテルなど、実際に日本人が投資をしている現場をご紹介したいと思います。

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4月3日にブーケ・ド・フルーレットの馬渕さんの主催する勉強会に参加してきました。

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馬渕さんは日興証券の調査部長も経験されており、現在では独立系のエコノミストです。

その分析はオーソドックスな経済マクロ分析で、ファンダメンタルに立脚した分析によって、現在の経済状況がよく理解できます。


今回は、4月3日の馬渕さんのセミナーの内容をポイントだけ簡単にご紹介したいと思います。


・日本株式は売られすぎの状態

日本株式は、PER,PBRの指標的に見ても売られすぎの状態にある

来期の予想EPSが下がるのでは?
という懸念から、PERを妥当と見る向きもあるが、予想EPSも十分に下方修正されていることもあるので、いずれにしてもファンダメンタルズから考えて日本株は割安

十分に反発があると考える

回復する場合には日経平均2万円超えもありえる


・米国株式は堅調

米国株式はPER16~18の間でボックスと考える

個人消費も堅調で、企業のEPS成長率も堅調だと考えられるので比較的堅調な成長が考えられる


・為替は若干円安か?

ドル円レートに関しては、購買力平価や日米金利差などのファンダメンタルズから考えれば、1ドル=100円でも良い水準

しかし、米国の金融政策や金利差拡大などを考慮すると円安気味に110~120円の圏内で推移するのではないか


・リスク要因は米国の長期金利の急騰

米国経済は比較的堅調なため、長期金利は長期的に上昇すると思われる

しかし、市場の予想よりも早い段階で長期金利が急騰するような展開になると、株式や不動産などにも悪影響が大きく現れて米国経済の減速、下降につながる危険性がある


という話でした。


私も基本的には、ファンダメンタルズを重視してますので馬渕さんの見方と、意見はほとんど一致します


馬渕さんのセミナーは、4半期ごとに自主開催されていますのでぜひ参加されてみると良いと思います。

オススメです。

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昨年から、ご相談に乗っているお客様について、今回不動産ローンの借り換えをすることになりました。


このお客様の場合には、相続対策として資産管理会社を設立し、個人所有の不動産を法人所有にして

「所得税」「相続税」

を削減することが本質的な対策であったのですが


個人所有の不動産を法人に売却する際のローンの借り換えで

現状の金利

2.5%(変動金利)


1.5%(10年固定金利)

と昨今の低金利の影響を受けて1%もの金利が下がることになりました。


試算をしてみると借入額5,000万円で、残年数15年程度の場合、金利が1%削減されると、トータルで500万円程度の金利削減効果につながることがわかりました。


今回は、ローン借り換えを主目的としてはいなかったので、想像してない部分で、大きな副次的な効果がありました。


ブログ読者の皆さんも、資産運用も良いですが、自分が借入している額が数千万あるようであれば、現状の低金利下では、金利の見直しをした方が簡単に数百万円の効果が産まれるかもしれませんよ。


ちなみに上記のお客様は、これだけのコンサルティングを30万円で提供しているので

我ながら

良心的だなぁ

と思ってます。

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資産運用の相談に来られるお客様の中からの質問の一つとして

「何か読んだ方が良い本はありますか?」

という話をいただきますので、本日は本の紹介です


私の方で、個人が資産運用を始める前に読んだ方が良いと思う本を3冊ご紹介します。



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こちらは、資産運用を始めようと思う方に1冊で網羅的にすべての考え方が書かれている良書です。

著者本人は日本新興銀行がらみで問題がありましたが、だからと言って本に書いている内容まで否定されるものではもちろんありません。

資産運用よりも、まずは家計を見直したり、自分の仕事についてきちんと考えたりする方が大事と、資産運用に取り組む前にやらなければいけない作業についてもきちんと整理されています。


私も普段、資産運用の相談を受けますが、こうした資産運用の取り組み以前の行動がきちんとできない人には、資産運用そのものもお勧めするものではありません。

やはり普段の行動と、活動がきちんとできる人が、投資の世界でも自立と規律を守って上手に運用できるものです



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邱永漢は私の好きな作家のひとりです

書いている内容についてきちんと実践をして、実業家としても成功した方ですので、内容についてもとても実践的

お金だけではなく人生の哲学についてもきちんと学べます

私が人を判断する材料の一つにも

「邱永漢の本に書いている内容をきちんと実践している人か?」

というものがあります。

つまり、お金だけ持っていれば良いという人は、人から信用されず人から信用されなければ、やはりそれはダメだという事ですね

類書として「お金の原則」も良い本です。
こちらはこれからお金を貯めて、資産運用をしたいという人向け



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橘玲の本もたくさん種類がありますが、資産運用に関わるオーソドックスな本はこちらです。

①で紹介した木村剛の本にもつながりますが、資産運用のことを考えるのには、資産運用のことだけ考えているのではだめで

仕事

生活

税制

などあらゆる方面で、多面的に人生設計を検討していかないと、上手く行かないということがわかります。

そういうあらゆることを考えるのは面倒だという人は外部にアウトソースして考えさせるなどしないとやっぱり上手く行かないと思います。


これら3冊の本を読んで、書いてあることを少しづつ実践するだけでも、資産運用で失敗しない生活を送れるようになるはずです。

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日銀の金融緩和も、量的金融緩和には限界があると感じたのか、先週からはベースマネーの量だけではなく、金利をマイナスに誘導するような政策を取るように変化しました。


それを受けて、今週はいくつかの新聞社から

「マイナス金利に突入した中で、個人はどのような資産運用を心掛ければ良いのか?」

という取材を受けました。


私の考えとしては、あまり面白い結論ではないですが

「マイナス金利だからといって、特別なことを行う必要はなく、国内外の株式を中心に分散投資を続けて行くことが最良である」

とお答えしています。


今年は年初から円高・株安の流れが続き、国内外にきちんと投資をしている方々は、少なからずのダメージを受けている状況だと思います。


このブログの中でも何度も繰り返していますが、投資で儲ける秘訣はシンプルで

「安く買って、高く売る」

ことに尽きます。


TOPIXもPERで14倍台、PBRで1.0倍台まで下がってきました。

明らかに安いと思える水準ではありませんが、少なくても昨年には無かった水準まで落ちてきました。

米国株式市場の方はS&P500でPER15倍台とこちらもずいぶん落ち着いてきました。

なので、今の環境は「千載一遇の好機」とは言えませんが、長期でのリターンを確保するにあたっての資金投入をするのには十分なタイミングであるとは言えそうです。


私のお客様を見てみると、今はこれまで組んできたポートフォリオのリバランスを行ってもらっている最中です。


主に現金・債券から株式への資金シフトをしてもらい、これが数年後のリターンに好影響を与えるものだと考えています。


新聞の取材では

「他には?」

とも聞かれましたので、挙げるとすればJ-REITでしょうか。

どうもマイナス金利政策は、長期化・拡大化しそうな雰囲気がありますので、そうなれば素直に不動産の価格は上昇を続けると思います。


マイナス金利状態が続く、拡大すると予想される方は、素直にJ-REITを購入しておくのが短期的なパフォーマンスとしては良さそうです。

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株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

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