小屋洋一Blog 小屋洋一Blog

タグ「ライフプラン」が付けられているもの

前回の「ライフ・シフト」の続きです。

lifeshift.jpgのサムネイル画像

この本の中でもう一つ興味深かった話は「無形資産」についてです。

「有形資産」については、もちろん私たちFPの得意とするところです。

つまり

不動産
有価証券
現預金

など通常資産と考えられているもののことですし、そうした資産を如何に効率よく形成、保有していくかということのコンサルティングが、まさしくFPの本業であるところです。

「有形資産」についても、今後100年人生と長寿化が進む中で、より合理的に判断をしていかないとこれまでと同じ感覚では、維持できないということも記述されています。

一方で「無形資産」はこの中では

1.生産性資産
所得を増やすのに役立つ要素

2.活力資産
肉体的・精神的な健康と幸福のこと
健康、友人関係、パートナーや家族との人間関係など

3.変身資産
世の中の変化に合わせるのに必要な資産
自分のことを良く理解していること、多様性に富んだ人的ネットワークを保有すること
新しい経験に対してオープンな姿勢など

の3つに分類されていて、これらは「有形資産」同等に重要なものだと位置づけられています。

もう少し詳細に見ていくと

1.生産性資産

①スキルと知識
どのような知識が価値を持つのか?
何を、どのように学ぶか?
経験学習の必要性

②仲間(仕事でのチーム)
周りの人の重要性

③評判
評判はどのように形成されるか

2.活力資産

①健康
脳の機能を維持する
バランスのとれた生活

②友人関係
自己再生に必要な友人

③人生のバランス
仕事・友人・家族のバランスは常に一定ではない

3.変身資産

①移行期を経験すること
社会的な環境変化を経験すること

②自分についての知識
アイデンティティがしっかりしていないと変化に翻弄されてしまう
内省することが重要

③多様性に富んだネットワーク
変化によって付き合う人間が変化する
誰を知っているかが重要

④新しい経験に対してオープンな姿勢
既存の行動パターンを変化させる勇気

というものが、長期的な人生の中で「有形資産」とともに重要視される要素になります。

これまでのFPの経験でも

1.生産性資産
2.活力資産

などについて断片的にアドバイスすることはありましたが、こうして整理した状態で、クライアントに可視化して説明するところまではできていません。

今後は読者の一人一人が、こうした「無形資産」についても「有形資産」同様に整理し、棚卸し、形成していくお手伝いをしていきたいと思った次第です。

年金は2030年に破たんする!

5月31日に当ブログでも年金財政の話をしましたが、今朝また年金の話を調べていて気が付いたところを記しておきます。

21年財政検証.jpg
前回は、上記の平成21年度年金財政試算(厚生年金)と実際の実績の比較を行ったわけですが、今日は年金の積立金をチェックしていました。

gpif運用.jpgこれはGPIFの運用実績です。
平成22年度末で116.3兆円の積立金となっています。

上の年金財政試算では141.3兆円あることになっていますが、この差額25兆円はどこに行ってしまったのでしょうか?

ひょっとしたらすべての積立金がGPIFに入るわけではないかも知れない(詳しい人いたら教えてください)が、平成21年度の年金財政試算がいかに楽観的な組み立てであったかがわかるものである。

ちなみに、以前もご紹介した野口悠紀雄さんのシミュレーションですが、今回はグラフにしてみました。

野口試算.jpg野口氏の試算でも2011年度末は140兆円弱の積立金がある計算になっていますので、現在の積立金額が本当に116.3兆円しかないのであれば、積立金の枯渇時期はこの試算よりも3年は前倒しの計算になってますね。

昨日は、同年代の若い方とこの年金についてお話しましたが

「どうせ僕らの世代は、年金はもらえないんでしょう。」

という認識でした。

その、認識自体は良いと思うのですが、

「実際に年金がもらえないとすればどんなに恐ろしい老後が待っているか」

ということについては、想像力が働かないようです。

次回は、ライフプランを考えた場合に実際には「年金」がどれほど大きな支えになっているか

という事について考察したいと思います。

ワークショップの感想

先月、NPOキャリアフォーラムで行ったワークショップの写真と感想をいただいたので、ここでご紹介しておきます。
思ったよりも皆さん真剣に取り組んでいただいて、ライフプランの重要性も理解いただけたようで嬉しく思います。

今後もこのようなワークショップの機会があれば積極的に取り組んでいきます。
 ワークショップのゲーム説明をするワタクシ

ゲームに真剣に取り組む参加者の皆さん


アンケート回答
・ざっくりとでも、収支を予測しておく=現実から目をそらさない=覚悟しておくことの大切さを実感しました。
・長期にわたっての収入について考えること→働き方を考えること→生き方について考えること、なのでこういう時間を今後も定期的に持ちたいと思いました。ありがとうございました。
・どんなに夢や志があっても、お金が無いと動けない。でも切り詰め続けて心の貧しい生活と言うのもさみしい。NPOがもっと制度が整い(出来れば)企業並くらいの収入の安全が見込めると、少し選択肢が増えると思いました。
・なかなか経験できないことができ、大変ありがたかったです。まだまだ将来のことは分かりませんが、どんなしょうらいになってもやっていけるように考えたいと思います。
・初めて現実(お金)と向き合えた。
・FPに興味を持った。プライベートで相談に乗って欲しい。
・企業勤めとNGOを掛け持ちしているので、キチンと考えるきっかけになった。
・ぜひこの講座をNPO界に普及しましょう。
・マネープランを考えることは大切なことですが、いざ日常でやろうと思ってもなかなか出来ませんでした。今回を機にプランを立てることができて良かったです。ありがとうございました。
・現実は厳しい。もっと計画的に考えるきっかけになりました。
・キャリアカウンセラーの仕事をしており、キャリア≒人生設計が参考になりました。
・1時間でライフプランニングゲームを体験できるなんて素晴らしいと思いました。家でエクセルを使ってやってみようと思います。
・具体的に数字に落としてみるとリアルに分かり良かった。
・もっと細かくエクセルでやってみたくなった。
・非常に良かった。現実的な数値が分かったことで、自分のキャリアプランニングに新たな視点が得られた。女性とNPO職員の給料の低さに驚いた。
・今日のセミナーで、NPOで働くという現実がよく分かりました。自分は理想ばかりが先行して将来の設計等を真剣に考えていませんでした。現実的に考えると共働きは当たり前だし、自分は一般企業に勤めるしかないのかなと思ってしまいました。今日はありがとうございました。
・生活設計のことは考えたこともなかったので、この機会に聞くことができて良かったです。男性よりも女性の方が現実的な設計をしているように感じました。
・NGO、NPOという大多数とは違う生き方において、マネープラン、ライフイベントがとても気になっていたので、今日はとても大きな収穫が得られました。頂いた冊子を見つつ細かい現実的なマネープランをしてみようと思います。ありがとうございました。
・今までライフマネープランを組み立てることが無かったので、とても貴重な経験ができました。お土産にいただいた本を使って、また色々考えたりしたいと思います。どうもありがとうございました。
1

ホームへ戻る

小屋洋一Blog

株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋洋一

RSS

ページトップへ戻る