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アメリカのFP事情について~テキサス視察報告

2017.11.12(Sun)|カテゴリ:旅行,資産運用

10月15日~20日まで、米国テキサス州、州都オースティンに、不動産と金融の視察に訪問してきました。

今回も前回に続き、視察の内容について簡単にご報告いたします。


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【FP事務所】
前回ご報告しました、ディメンショナルファンドのご紹介で、地元オースティンで40年近く経営をされているFP事務所に訪問してきました。

Austin asset
http://www.austinasset.com/

米国のFP事務所の多くはRIA(Registared Investment Adovisor)といって、SEC(証券取引委員会)に登録された一任の投資顧問会社になります。

つまり、顧客から一任の信頼を受けて、顧客の株式の資産についてRIA側で管理、売買指示、報告を行っています。

顧客側からすると、FPとミーティングをして、運用方針を決めてしまえば、後は丸投げして、RIA側が運用を行うという仕組みです。

米国にはこうしたRIA事務所が32,000程度(2015年)あり、だいたいどの都市にも存在します。

Austin assetで聞いた話は下記の通り

・40年前に一人の創業者が始めた
・現在の代表は2代目で、90年代に入社した
・入社した時には、既にFee-Onlyの事務所だった
(保険や証券の販売手数料は取らないで、資産管理Fee中心であった)
・入社した時には100名程度の顧客であったが、現在は400名程度の顧客
・現在の預かり資産残高は800億円程度
 (売上は概ね800億円の1%と想定される)
・スタッフは20名程度(うち10名がCFP)
・一人の顧客に対して4名のチーム体制で臨む
・実際の運用はETF(vanguard)とディメンショナルファンドが中心

【ポイント】

・米国のFP事務所は、主にRIAという顧客の資産管理型の事務所であり、証券や保険の販売ビジネスを主にやっているところは多くない

・米国の金融商品流通チャネルとしては、年々RIA経由の流通が増えている
(前回のディメンショナルは、完全にRIAチャネルしか利用しない)

・Austin Assetの顧客一人当たりの平均資産額は2億円程度(平均なので中央値とは別)

・20名のスタッフはRIA事務所としては大きい方だが、創業から40年かけてゆっくり成長している

・運用は、インデックス運用とクオンツ(ディメンショナル)の併用

【小屋所感】
日本では、RIAの機能である一任の投資運用を行える業者は359社しかなく、しかも、そのほとんどは機関投資家向けで、個人投資家向けのアドバイザーは少ないです。

一任ではなく、アドバイスを行う投資助言業も985社しかなく、個人にとって投資のアドバイスをもらうには、ハードルの高い環境にあります。

弊社は2009年に、米国RIAビジネスが日本でも流行してくるだろうと思い、そのスタイルで経営をしていますが、日本で流行るには、まだまだ時間がかかりそうです。

一方で、米国の人々や、運用会社など、金融業界に携わるすべての人が

「日本でも、こうしたビジネスが流行するのは、時間の問題だ」

と発言するので、それを信じてビジネスを続けていこうと改めて思いました。

その他、オースティンは土地も広大なので、オフィスの環境なども素晴らしく、ゴミゴミした東京で生活するのとは別の豊かさを強く感じました。

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株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

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