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前回に引き続き、本田静六の「私の財産告白」の続きを紹介します。


前回は、収入の4分の1をしっかりと貯めながら、それをしっかりと運用していくことで、誰でも資産家になることが可能だという話を書きました。

その他にも、沢山役に立つ話が書かれていますので、その紹介をさせてもらいます。

・勤労生活者が金を作るには、単なる消費面の節約だけではなく、本職の足しになる勉強になる事柄を選んで、本職以外のアルバイトにつとめることである。

本多静六の場合には、価値のある原稿を書くことや、学校講師の掛け持ち、実業家の財務アドバイスなど、できることは何でもやっていたようです。


・株式は「2割利食い、10割益半分手放し」という方法

「2割利食い」
静六は、株式の先物取引もやっていたようで、先物の引き取り期限が来る前に買値の2割の益が出たところで、きっぱりと利食いをしていた


「10割益半分手放し」
持ち株が長い間保有しているうちに、2倍以上になった場合は半分を売却して元金を取り戻す。
後に残った株は、取得原価がただのようなものだから暴落しても損はしなくなる


・好景気には勤倹貯蓄を、不景気には思い切った投資を

投資をする場合には、静かに景気の循環を洞察して行動することが大事
関東大震災の直後に、株式が暴落した時にしっかりと大量に購入したそうです

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・金は職業道楽の粕である

働くのは自分の道楽である。金なんか道楽の粕のようなものである


・子供に対して
 健康も大切、教育も大切、最も大切そうな財産は全く不要
 一生涯絶えざる、精進向上の気根、努力奮闘の精神が最も大切

静六は、子供に対して資産を残すことは子供の幸せには全くつながらないと考え自身の資産は晩年に匿名で寄付をすることによって使いました


こうして挙げてみると、このブログでも何度かご紹介している邱永漢の言っていることと似ている点が多くあります。

おそらく、本多静六は邱永漢よりも古い人なので、邱永漢が静六の影響を多分に受けたのではないかと推察します。


ここには、挙げきれませんでしたが、この他にも仕事訓やマネジメント論などサラリーマンや経営者が実践に役に立つ内容がてんこ盛りでしたので


「ビジネスマンの必読書」


として改めて一読されることを推奨します。

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書評~私の財産告白~(本多静六著)

2018.02.08(Thu)|カテゴリ:書評

昨年、インベスターズZという、投資マンガを読んでいました。

そのマンガの中で書かれている話は、投資家としては当たり前の話が多く、あまり新しい情報はなかったのですが、その中で一つの話として


お金を貯めたいという人に対して、本多静六の「私の財産告白」を読むことを薦められるというシーンがありました。


マンガの中での話の落ちとしては、そう薦められたにもかかわらず一向に読もうとしなかった人に対して


「そもそも、そういう事だからあなたはお金が貯まらないんだ」


という話で終わるのですが、恥ずかしながら私もこの名著と呼ばれている本の存在は知っていましたが、未だ読んだことがありませんでした。

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著者の本多静六は明治、大正時代の林業学者です。
決して事業家で、事業で財産を築いた人物ではありません。

私は読む前は、明治時代の事業家の話だろうと思っていたので、著者がそもそも学者であるという事実に驚きました。


そして内容についても、そうした学者であるという事実がより説得力を増します。

つまり、学者と同じ立場である給与所得者であるサラリーマンでも資産家になるための手法が再現性を持って書かれているということになります。

また、その再現方法もシンプルです。


①まず、毎月もらう給与の4分の1を先に貯蓄する。

②ボーナスなどの臨時収入は全部貯蓄する。

③貯蓄ができるようになったら、株式や不動産などの財産に投資をする

④財産から産まれる所得についても、しっかりと4分の1は貯蓄する

⑤この繰り返し

で一財産を築いています。


そして、その作業を支えるのは、強靭な精神性です。

本多静六は、毎日欠かさず1ページの記述をすることを続けており、こうした結果370冊を超える著作があります。

私が最近読んだビジネス洋書の著者も、黙々と仕事として記述を続けることの大切さを説いていました。

もちろんその著者も資産家です。


つまり、サラリーマンであっても一代で資産家になることは十分に可能だし、その方法論も非常にシンプルだが、その実行を支えるには強靭な精神性が必要だということだと思いました。


その他にもとても参考になる話に事欠かなかったので、次回もこちらの本の続きをご紹介します。

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株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

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