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書評「日本再興戦略」落合陽一

2018.04.07(Sat)|カテゴリ:書評

先日、巷で評判の落合陽一氏の著作「日本再興戦略」を読みましたので
そのご紹介をします。


落合陽一氏は、現在30歳で、筑波大学の准教授、学長補佐という研究者の立場と
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長という起業家の立場の
両方を持つ、新しいタイプのビジネスマンです。


現在、若い人の間ではオピニオンリーダー的な存在として扱われています。

私には、作家の落合信彦の息子だということが一番わかりやすかったです。


この著作の中で、彼は「日本」の特徴に合わせたテクノロジーを中心とした社会の変革
について沢山提言を行っています。


例えば

Amazonを中心として、買い物に出かけなくてよくなる

自動運転によって快適にどこでも移動できる

個別化、カスタム化が進み、マスから個別に移る

自動翻訳の普及

5Gの普及による遠隔化の進展

などが挙げられています。


そして、人口減少や高齢化が進んでいる日本では、こうした変化に対して

一番抵抗なく受け入れられるチャンスのある国なのではないかと考えます。

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それは、自動化、省人化に対して抵抗する人が少ないのではないかという事でもあります。

そうして、社会の中で実現していく技術を他国で輸出していくことで
今後の日本の産業が世界でもリードする存在であることを示唆しています。

また、ブロックチェーンの可能性についても肯定的で、中心のないブロックチェーンの仕組みが
広がれば、これまでアップルやグーグル、フェイスブックなど完全にweb巨大企業が世界中で
プラットフォームとして力を持っている関係を変化されることができるのではないかと
期待しています。


また、書籍の中では、たびたび

「西洋」的な考え方や哲学と「東洋」的な考え方や哲学の違いについても触れられています。

どちらが良い悪いではないですが、「東洋」的な思想や哲学を大事にして
日本のオリジナリティを見つめ直す作業についても触れられています。

その後、こうした社会変化に対応するための政治、教育、個人の行動などについて筆者の考えがまとめられています。


私の個人的な感想としては

・描かれている今後のテクノロジーを中心とした社会像については大きく異なることろがない

これまで私が触れてきた情報から理解できる、社会の方向性や技術の発展については
大きく異なることはなく、ほぼ同意できます。

むしろ、こうした書籍の中で描かれる将来像について、まだまだ多くの人が具体的に
イメージできていない事の方が多いのではないか
自然にこうした社会に変化していくのが、まだまだよく理解できていないのではないか

ということは改めて感じました。


・政治や教育、個人の行動についても意見はほぼ同じくする

後半の部分にかんしても、著者の意見とほぼ同意します。
ただしこうした社会の仕組みの変化については、日本はスピード感が無いので働きかけは大事ですが、私自身はそれほど大きく期待していません。


・「西洋」的なものと「東洋」的なもの

今回の書籍で一番新しく映ったのは、「西洋」的なものと「東洋」的なものの利用の仕方です。

考えてみれば、「孫子」や今はやりの「瞑想」「ヨガ」など東洋発信でも先進国を中心に世界に
広く普及されている考え方やコンテンツはたくさんあります。

こうした、「東洋」的なコンテキストをしっかりと理解してブランディングをして発信することは
日本において十分オリジナルなコンテンツになる可能性があるのではないかと思いました。


全体的には、今後の社会の変化を理解するのに、良くまとまった一冊だと思います。

これを読んで、特にテクノロジー分野について自然と入ってこない人は、逆にまだまだ
今後のビジネスチャンスについても理解できていないのではないかと感じた一冊です。

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株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

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