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先日、ウェルスマネジメントの世界で親しくお付き合いさせていただいている早稲田大学ビジネス・ファイナンスセンターの米田隆研究員教授のセミナーに参加させていただきました。


セミナーの内容自体は、リンダ・グラットン(ロンドンビジネススクール教授)のベストセラー「LIFE SHIFT」を取り上げながら、富裕層の「有形資産」「無形資産」の両方の重要な資産管理に関するお話でした。


その中で、米田さんは

「これまで日本では、預金と不動産で資産を保全してきた人が多かったが
 日本全体の環境の変化によって、これからの時代では預金と不動産だけでは
 資産保全は難しくなる」

というお話もされていました。

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私も、国内の資産家さんとお会いすると、やはりその多くは「不動産所有者」であることが
多いです。

なぜなら、不動産はこれまで税制的に優遇されていることが多く、同じ時価評価の資産を持つのであれば、税制的に「不動産」を所有することが合理的であったからだと思っています。


しかし、今後の人口減少が明らかになっている日本では、不動産は一部のエリアの物件しか資産価値を維持していくことは困難になることが明白です。


米田さんは、今回のセミナーの中では

1.外国人投資家が投資対象とする物件

2.REITの投資対象となる物件

3.リコースローンがファイナンスされる物件

という3条件に当てはまるもの以外は、中長期的な資産価値の維持は困難であるという見通しを話されていました。


私も同様に、保有資産が不動産偏重の資産家さんには、不動産と金融資産(株式、債券)の保有割合を見直すことを強くお勧めしています。


保有している資産全体の中長期的な「成長戦略」を描くのであれば、それはやはり海外を主とする「株式」を保有することに他ならないと考えているからです。


このように話をしても、なかなか旧来型の資産保有者には理解されないのですが、
その子供たち世代(30代~40代)には少しずつ理解され始めているのかなという実感はあります。


これをごく個人の資産管理に引き直してみても同様の話になります。


個人の資産があまりにも(自宅)不動産に偏重している場合には、中長期的には
資産価値を維持していくのは難しいと思いますので、早めに株式などの金融資産に振り分けて
個人の場合でも、保有資産の「成長戦略」を描く必要があるのではないかと思っています。

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現在、私の顧客から

「プライベートバンキングの提案が聞きたい」

というオファーを受けて、最近

UBS(スイスのPBの日本法人)

野村證券PB

大和証券PB

の話を聞きました。



具体的な提案などをもらうのはこれからなので、現時点で提案の評価はできないのですが
提案前の段階としての小屋の個人的な評価としては


・UBS証券

金融サービス自体はスイスの本部で提供しているものを日本でも提供している
ただし、スイス本部で頼むよりも日本法人の方がコストが2重取りで高く設定されている印象

金融サービス以外の非金融サービスは定評がある

実際に顧客はUBSのセミナーに行って、食事会などで好印象を受けた様子


・野村證券

金融サービス自体は、まだまだ販売手数料モデルになっているところが多い

担当者本人は、預かり資産残高に対してFeeをかけていくモデルの方がPBとしては良いと思っている

「国内のPBについてはそれほど差があるとは思っていない」とのこと

非金融サービスのラインナップはそこそこ

シンガポールなどに展開できれば、そこでスイス系のPBと連携していることが強み


・大和証券

担当者のレベル感がPBというよりもリテール営業的な雰囲気を感じて今一つ

野村證券と同じく「国内のPBについてはそれほど差があるとは思っていない」とのこと

金融サービス自体は、まだまだ販売手数料モデルになっているところが多い

非金融サービスのラインナップは野村より劣る印象

シンガポールなどに展開できれば、そこで外資のPBと連携していることが強み


とのことでした。

全体的な印象としては、まだまだ国内系のPBは、これまでの証券リテール業から
抜け出すところまで行かずに、延長線上のサービス提供をしている気がします。

さすがにUBSはPBの歴史も長いので、そのような様子ではありませんでしたが
日本だとスイス本部よりも高コストになってしまうのは仕方がなさそうです。

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小屋個人としては、スイスに行った時にPBをいくつか見学してきましたので

あえて日本のPBを使わなくても、スイスに行って現地のPBに口座開設した方が
資産運用に関しては、よっぽど良質なサービスを安価で受けられると考えています。


この顧客とも、一緒にスイスのPBにも現地訪問に行こうと話をしているところです。


また、国内各社PBの提案などが出て来たら、その提案についての分析、評価も
お伝えしようと思います。

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株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

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