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昨年の10月にヴァンガードという世界最大級の資産運用会社(投資顧問会社)に訪問をしてきました。


今回はその訪問記の第3弾でヴァンガード社のパーソナルアドバイザーサービスについて解説します。

今回はわかりやすいように1米ドル=100円で記載しておきます。


まずは、米国のロボットアドバイザー業界の整理がありました。



20190223.jpg


ロボアド

シュワブ      270億米ドル(2兆7000億円) Fee無し
ベターメント    120億米ドル(1兆2000億円) 25ベーシスポイント
ウェルスフロント  100億米ドル(1兆円)    25ベーシスポイント


ハイブリッド(ロボ+人間)アドバイス

ヴァンガード      1,000億米ドル(10兆円) 30ベーシスポイント
シュワブ        10億米ドル (1000億円) 28ベーシスポイント
ベターメントプレミアム              40ベーシスポイント
パーソナルキャピタル  60億米ドル(6,000億円) 89ベーシスポイント


という事で

ロボアド市場が    約5兆円
ハイブリッド市場が  約10兆円

となっているのが現状のようです。


日本では、ロボアド最大手のウェルスナビ社の預かり資産残高が1200億円(1月28日現在)のようですので、ロボアド市場でもまだ20倍近くの開きがありそうです。


ヴァンガード社のパーソナル・アドバイザー・サービスの概要は下記のとおりです


管理コストは0.3%、それにETFのコストがかかる

(米国の一般的なRIAアドバイザーコストは1%前後)


最小投資額は5万米ドル(500万円)から

(米国の一般的なRIAアドバイザーは30万ドル~50万ドルが最小なこともある)


アドバイザー(人間)のアドバイスは、電話、メール、オンラインミーティングで可能


ポートフォリオマネジメントは、ほぼロボアドと同じ仕組みで管理し続ける


というサービスで、ロボアドに人間のアドバイスを受けることをプラスしたようなサービスです。


米国では、もともと人間のRIAアドバイスサービスが普及していて
そのロボット版のロボアドバイザーが出てきて
その後にこうしたハイブリッド型が出てきたという順番です。


一方で日本では、もともと個人向けのアドバイザービジネスがほとんどない中でロボアドが先に出てきてますので、今後こうしたハイブリッド型というものが出てくるのか興味深いところです。


弊社の取り組みとしては、ヴァンガードの取り組みを参考にしながら、今後こうしたハイブリッド版にも取り組んでいこうと思っておりますので楽しみにしていてください。

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昨年の10月にヴァンガードという世界最大級の資産運用会社(投資顧問会社)

に訪問をしてきました。


今回はその訪問記の第2弾です。

米国の証券リテールの業界動向を聞くと


証券ブローカー(仲介)は、よりFiduciary Standardを求められており

仲介手数料からフィーベースへのビジネスモデルの転換が行われている


ロボアドなども出てきており、アドバイザーはより低コスト化を

強いられてきている


フィーが中心のRIA(投資顧問)サービスは、よりウェルスマネジメント

の機能を持った展開をしている


RIA(投資顧問)サービスは、証券ブローカー(仲介)モデルよりも

急速に伸びている


RIA事務所でもM&Aが活発化していて、より巨大な事務所が誕生している


フィーについてもより低廉化が進んできている


投資判断についてはRIA事務所内ではなく、アウトソーシングが進んでいる


銀行チャネルでもFiduciary ruleが進んでおり、フィーベースでの

収益に移行してきている


銀行もオープンなプラットフォームに乗ってきている


というのが、金融リテールの業界で起こっている変化です。


そして、私がとても面白いと思ったのは、ロボット化している作業
ロボット化し難い作業の分類です。

20190209.jpg



自動化しているもの



  • リバランス
  • コストの安い運用を探す
  • アセットアロケーションを組む



自動化しやすいもの

  • アセットロケーション(どの制度にどの資産を持たせるか)
  • トータルリターンとインカム収入のどちらが効率的かの検討


デジタルで関係性を作るもの

  • 顧客の行動に対するコーチング(指導)
  • お金の使い方の戦略指導



デジタル化し難いもの(ウェルスマネジメント)

  • オーナー企業の戦略
  • 信託財産の戦略構築
  • 保険、保障設計
  • 会計、税のサービス
  • 相続や信託財産のサービス

とのことでした。


つまり、金融リテール業は、デジタル化できる分野での競争は厳しいので

各社ウェルスマネジメントに力を入れ始めていることが良く理解できました。


次回は、ヴァンガードの中でも最近急成長をしている


パーソナル・アドバイザー・サービス


について解説していきます。

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株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

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