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昨年あたりから、よく耳にするようになってきた「ロボアド」

皆さんはちゃんと使いこなしていますか?


「ロボアド」はもちろん「ロボットアドバイザー」の略称です。

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「ロボット」は人の代わりに作業をしてくれる機械なんだとして「アドバイザー」って何なのでしょうか?


今回取り上げた「ロボアド」の「アドバイザー」機能はあなたの資産運用のポートフォリオを合理的に組成し、リバランスを含めてマネジメントしてくれるアドバイザーです。


私も、「ロボアド」の大手であるウェルスナビ社とは親しいので、こうした資産運用のロジックに関しては意見交換も行っていますし、内容についても十分合理的で資産運用を行う際には積極的に利用して良いものだと思います。


しかし、「アドバイザー」の機能や水準としては残念ながらまだまだです。


先日、私のところにご相談に来られた方も、「ロボアド」を利用されていました。

利用していた金額としては100万円です。

しかし、話を聞いてみると金融資産は2億円近く保有しており、その大半は預金になっている状況でした。

これでは、いくら100万円が効率的に運用されたとしても資産全体の効率性は恐ろしく低いままです。


つまり、個人の方は、「ロボアド」を利用する前に、アナログの「アドバイザー」が
しっかりとその方個人にとって合理的運用資産額を事前に判断してあげる必要があるのだと痛感しました。


「ロボアド」が先行している米国でも、問題意識は同様です。

wealth frontやvangaurdなどの企業でもネット経由の「ロボアド」では限界があると感じたためか、最近は追加で料金を支払うとアナログの「アドバイザー」が利用できるサービスを展開しています。


Vanguard Personal Advisor ServicesR
https://investor.vanguard.com/financial-advisor/financial-advice


やはり、米国でも先程述べたような「ロボアド」だけでは足りないケースに事欠かなかったのでしょう。


今後の日本でも、米国の先行事例同様に「ロボアド」と「アナログアドバイス」の上手な組み合わせを提供できる企業が成長していくものと思われます。

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あなたの蓄財に関する成績表

2018.01.12(Fri)|カテゴリ:資産運用

みなさま、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


年末年始は、家で新しく出版する予定の書籍の執筆作業を進めていました。

テーマは、家計のバランスシートの利用についてです。

またリリースされたら、内容などのご紹介もできると思います。


さて、その執筆のために参考図書として

となりの億万長者 ― 成功を生む7つの法則 2013年トマス・J・スタンリー著
(この本では、アメリカの億万長者を研究し、発表している本です。)

という書籍を読みました。その中に「期待資産額」という考え方が出てきます。


これは、あなたがしっかりとこれまで蓄財に成功してきたかどうかを計る指標です。


具体的には下記の公式になります。

期待資産額=年齢×年収/10(ただし、遺産で相続した分は除く)


例えば、あなたが30歳で年収400万円であれば
30歳×400万円/10=1,200万円

を保有していれば、お金持ちの資質があるということになります。


40歳で年収600万円であれば

40歳×600万円/10=2,400万円

が期待資産額になります。


この場合の資産は、不動産など所有している場合には、純資産の額(資産から負債を引いたもの)で考えます。


皆さんも計算してみましょう・・・

結構ハードルの高い金額だと思いませんでしたか?

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この本の中では、「期待資産額」の2倍を超えて資産を保有している人を蓄財優等生
「期待資産額」半分も資産を持っていない人を蓄財劣等生


と位置付けています。

お金持ちを目指す人は「期待資産額」の2倍、お金持ちに興味がない人でも
最低でも「期待資産額」の半分くらいの資産額を目指してみてはいかがでしょうか?


そして、この本の中では、蓄財優等生は

・倹約家
・資産に関する目標・計画を持っていること
・普段の家計を把握していること
・家計を考える時間を持っていること

という特徴を持っていることが書かれています。


もし、あなたが蓄財優等生を目指すのであれば、このようなポイントに気を付けて

本年をお過ごしください。

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個人の方の相談で意外と多い相談が

「資産運用をしたいとは思っているのですが、私の場合、いくら運用して、いくら現金で持っておけばよいでしょうか?」

という質問です。


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もちろん、答えは人それぞれなのですが、私の考える基本的な考えをお伝えします。

①生活資金の安全余裕度から考える

まず最初に検討するのは、生活資金とのバランスです。
アドバイスとしては、年間支出(年間で家庭から流出する資金)のだいたい6か月分~12か月分ぐらいを現金で持っておくという計算です。

こちらは、主に勤労世帯の方が、病気やケガ、あるいは失業などの急激な収入の変化に見舞われた場合でも、慌てずに行動できるための手元流動性資金を現金で確保しておくという考え方です。

なので、生活費だけでなく住宅ローンなどの支出も加えて考えます。

年間600万円の支出がある人は、最低300万円~600万円程度の現預金を保有していれば大丈夫だと考えます。

一方で、こうした緊急時の手元流動性を確保できる世帯では、医療保険やがん保険などには十分に備えられていると考えられますので、短期医療保障は必要なくなります。


②将来のキャッシュフローから考える

資産運用は、できる限り長期間で取り組みたいものです。
そのため、運用を始める時点から先のキャッシュフロー予測を見通したうえで、しばらく黒字が続くようであれば、その期間は運用が可能ですし、今後赤字で取り崩しが続くようであれば、場合によっては運用資金を取り崩さなければならない事態が発生することも考えられます。

①の手元流動性でカバーできないようなキャッシュフローの赤字が想定される場合には(住宅購入や教育費などでキャッシュフローが悪化する場合)その数年後のキャッシュ流出も前提にして、①の手元流動性+想定される近年の赤字キャッシュフローの総計ぐらいは手元に置いておいた方が良いかもしれません。


③ポートフォリオのリスクコントロールから検討する

ポートフォリオ全体を考える時に、全体としてリスク量(ボラティリティ)をどの程度に抑え、どの程度のリターンを目標としていくかを検討します。

その際に、株式、債券と同時に現預金をどの程度保有しておくことが、ポートフォリオのリスク管理として適切かを検討して現預金の保有割合を検討します。


④精神的な余裕度から検討する

③でポートフォリオ全体のリスク量やボラティリティを検討したうえで、自分自身がそのボラティリティに精神的に耐えられそうかどうかを検討します。

つまり全体で何パーセントの一時的な損失が発生した場合でも、中長期の方針を変えない自信があるかどうかのチェックです。

多くの場合は、資産全体のパーセンテージではなく、

「○○万円の損失であれば動揺しない」

など金額の実数で考えた方がわかりやすいと思います。

実際の実務では、上記の①~④の手順で検討をし、顧客とコミュニケーションを取りながら現預金をどの程度保有しておくのが良いのか検討します。

概ね、相談に来られる9割以上の方が、上記の手順を踏むと、実際に保有している現預金の保有額とギャップがあります。

年末年始はお時間もあると思いますので、ぜひ読者の皆さんも一度お考え下さい。

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前回のBLOGで、ここ最近4か月ほどかけて、中小企業家同友会の

「経営指針成文化セミナー」

というセミナーに参加しながら、自社の「経営指針」「中期事業計画」について、整理検討をしていましたことを報告しました。

最近は、その完成した「中期事業計画」を周囲の人に説明して回るといった作業を繰り返しています。

その中で「夢」や「目標」を繰り返し語ることのメリットを強く感じてきました。
特に下記の3点の変化を感じました。


①自分の中で「夢」や「目標」が定着する

自分で考えて「夢」や「目標」を決めたとしても、決めた当初は自分でも半信半疑な状態です。

それを他の人に、何度も何度も説明することで、自分の中で消化して本当に納得できる「夢」や「目標」に変化していきます。

場合によってはそれが確固たる「信念」に昇華するかもしれません。

自分が心から納得できていないと実際には行動に取り組めないと思いますのでこの作業は「目標」を達成するのに重要なのではないかと感じます。


②自信がつく

自分でも半信半疑であった「夢」や「目標」ですが、他人に話をして
その他人から肯定的な反応をもらうことで、自分の中でも

「実現できる」

という自信が湧いていました。

「信念」と「自信」を持って物事に取り組めば、それは「信念」も「自信」もない目標よりも達成しやすいと思いませんか?


③応援してくれる人が増える

ちゃんと社会的に意義があり、またワクワクするような「夢」や「目標」を語ればそれを聞いた人は、②にもあるように大抵肯定的な反応をしてくれますし、その中には、自分の「夢」や「目標」の達成に対して、「賛同」を示してくれたり「協力」を申し出てくれたりする人もいます。

こうして、周囲の人々の「協力」をもらうことができれば。「目標」の達成にはますます近道になる気がします。


ここでは、会社の「中期経営計画」を基に、最近の体験を通じて感じたことを書いてみましたが、個人のライフプランや夢や目標であっても全く同じことです。

ワタミの社長であった渡邉美樹さんは、個人の目標を

仕事・家庭・健康・趣味・教養・財産

の6本の柱をそれぞれ考えると良いと言っています。

個人の方は、上記の6つの目標を立ててみて「仕事」「健康」「趣味」「教養」などの目標については、周囲の多くの人に

目標を共有していくことで、実現可能性が高まるのではないかと考えます。

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「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」

投票しました

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最近は、なかなかインデックス投資イベントに参加できていないんですけど、年明けの発表会は参加できるといいなと思ってます。

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私は、ここ最近4か月ほどかけて、中小企業家同友会の

「経営指針成文化セミナー」

というセミナーに参加しながら、自社の「経営指針」「中期事業計画」について、整理検討をしていました。

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弊社は、ちょうど今期で10期目になりまして、良い機会だと思ってセミナーに参加しながら中期経営計画をまとめているところです。

今回の作業を通じて下記の点について改めて気づきました。

ライフプランを作成する場合も全く同じだと思いますので、個人の方にも
参考になると思います。


①目標を文章化(明確化)することの大切さ

会社のビジョンや経営方針も、決して無かったわけではありません。

しかし、これまでは私個人の頭の中で描いていただけであり、それを他人が見えるような形で
整理はしてきていませんでした。

今回、こうしたビジョンや計画を、きちんと文章化し、それを数字にまで落とし込んだことによってここ5年ぐらいにやるべきことが、かなり明確化されました。

やはり、考えたり思ったりしていることは、一度紙に落としながら明文化していかないと効果が薄いものだと改めて感じました。

個人の場合にも、ライフプランや夢というものをしっかりと明文化しておくことが重要です。
私の場合は個人の夢や目標は期日も含めて明文化して、寝室に貼ってあります。


②数字のシビアさ

経営計画の数字を作成しているときに、現時点の延長線で数字を作るのではなく5年後、10年後から逆算して、売り上げや費用、利益などを想定して作成しています。

そうすると、ここ1~3年で取り組むべき数字は決して楽なものにはなりません。

正直、努力してギリギリ届くかどうかという目標になってます。
特に人員計画が大変そうです。

でも、一方でこれが大事なんだろうなとも思う次第です。

個人の場合も、現在の延長線上だけで考えるのではなく、
10年後、20年後の理想的な状態から逆算して現在の数字を考えると夢や目標が達成しやすくなると思います。


③直近の具体的な行動に落とし込む

計画では5年後、10年後の事も考えますが、最終的には、今年度(今)何をするのかを行動レベルにまで落とし込む必要があります。

抽象的なレベルでものを考えていても、最終的には具体的でなければ行動しようがないものです。

今回の経営計画でも、今回の月次レベルで行動目標を置くことにしました。

個人の場合も、こうした1年単位でやるべきことを具体的に検討するということが大事だと思います。


中小企業では、こうした経営計画がしっかりと計画されたのちに運営されている組織は、全体で数パーセントしかないものだと聞きます。

そして、しっかりと計画をして実行をしていく組織が強いのは当たり前の話です。


個人で、ライフプランを作成する、運用計画を作成するというのは、企業でいうところの経営計画を作る作業に当たります

計画がなければ、経営できない、生活できないということではないのですが、しっかりと将来の夢やビジョンをかなえることは難しいと思います。

将来の夢やビジョンを達成したいと思われる方は、ぜひライフプランの作成をしてみると良いのではないでしょうか。

また、経営者の方には、自社の計画を作るために、中小企業同友会の「経営指針成文化セミナー」をお勧めします。

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10月15日~20日まで、米国テキサス州、州都オースティンに、不動産と金融の視察に訪問してきました。

今回も前回に続き、視察の内容について簡単にご報告いたします。


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【FP事務所】
前回ご報告しました、ディメンショナルファンドのご紹介で、地元オースティンで40年近く経営をされているFP事務所に訪問してきました。

Austin asset
http://www.austinasset.com/

米国のFP事務所の多くはRIA(Registared Investment Adovisor)といって、SEC(証券取引委員会)に登録された一任の投資顧問会社になります。

つまり、顧客から一任の信頼を受けて、顧客の株式の資産についてRIA側で管理、売買指示、報告を行っています。

顧客側からすると、FPとミーティングをして、運用方針を決めてしまえば、後は丸投げして、RIA側が運用を行うという仕組みです。

米国にはこうしたRIA事務所が32,000程度(2015年)あり、だいたいどの都市にも存在します。

Austin assetで聞いた話は下記の通り

・40年前に一人の創業者が始めた
・現在の代表は2代目で、90年代に入社した
・入社した時には、既にFee-Onlyの事務所だった
(保険や証券の販売手数料は取らないで、資産管理Fee中心であった)
・入社した時には100名程度の顧客であったが、現在は400名程度の顧客
・現在の預かり資産残高は800億円程度
 (売上は概ね800億円の1%と想定される)
・スタッフは20名程度(うち10名がCFP)
・一人の顧客に対して4名のチーム体制で臨む
・実際の運用はETF(vanguard)とディメンショナルファンドが中心

【ポイント】

・米国のFP事務所は、主にRIAという顧客の資産管理型の事務所であり、証券や保険の販売ビジネスを主にやっているところは多くない

・米国の金融商品流通チャネルとしては、年々RIA経由の流通が増えている
(前回のディメンショナルは、完全にRIAチャネルしか利用しない)

・Austin Assetの顧客一人当たりの平均資産額は2億円程度(平均なので中央値とは別)

・20名のスタッフはRIA事務所としては大きい方だが、創業から40年かけてゆっくり成長している

・運用は、インデックス運用とクオンツ(ディメンショナル)の併用

【小屋所感】
日本では、RIAの機能である一任の投資運用を行える業者は359社しかなく、しかも、そのほとんどは機関投資家向けで、個人投資家向けのアドバイザーは少ないです。

一任ではなく、アドバイスを行う投資助言業も985社しかなく、個人にとって投資のアドバイスをもらうには、ハードルの高い環境にあります。

弊社は2009年に、米国RIAビジネスが日本でも流行してくるだろうと思い、そのスタイルで経営をしていますが、日本で流行るには、まだまだ時間がかかりそうです。

一方で、米国の人々や、運用会社など、金融業界に携わるすべての人が

「日本でも、こうしたビジネスが流行するのは、時間の問題だ」

と発言するので、それを信じてビジネスを続けていこうと改めて思いました。

その他、オースティンは土地も広大なので、オフィスの環境なども素晴らしく、ゴミゴミした東京で生活するのとは別の豊かさを強く感じました。

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株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

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