メンバーについて

梶原 真由美

「お客さんが望む限りは、一生のお付き合い」

資産運用に関心をもったのは、26歳のとき、スノーボードで後ろから追突されて大怪我をしたのがきっかけです。両足を骨折して、電車に乗って仕事に行くのが難しくなってしまったんですね。怪我や仕事のことも考えないといけないけど、とにかくお金のことが不安でたまらなくて。結果的に賠償金をいただいたので心配する必要はありませんでした。だけど、そういうことを説明してくれる人もいなければ、誰に相談していいのかもわからなかったんです。

いただいた賠償金は、将来のためにとっておかないといけない大切なお金だと思って。積立預金や資産運用など、お金のことを調べ始めたんです。そうしたら、おもしろくなっちゃって。もっと早くこういう知識を持っていれば、あんなに悩んだり不安になる必要なかったんだと知りました。私と同じように困っている人を助けられるようになりたい。そう思うようになったことが、ファイナンシャルプランナーの勉強を始めた動機です。

勉強をしながら、とにかくお金にまつわる仕事を始めようと思って銀行の契約社員になりました。配属されたのはお金の出し入れや口座開設をする部門です。私が希望していた資産運用の相談を受ける部門は、正社員だけが担当していました。私はどうしてもそっちをやりたかったので、異動したいって部長に何度も相談したんです。けっこう頑張ったんですよ。みんなより早く出社して、仕事は誰よりも覚えたと思います。会社から勧められて宅建を取得したのもこの時期です。それを見ていた部長が上にかけあってくれて、資産運用の部門に配属してもらえるっていう話が進んでいました。だけどちょうどそのタイミングで、リーマンショックが起きて。それで、部署異動の話もなくなってしまったんです。

それを機に、私も外に目が向くようになって、いろいろ調べているうちに、ファイナンシャル・プランニングをする保険会社を見つけました。保険と投資信託を商品にしている部門があって、話を聞いてみたら、しっかりとキャッシュフロー表をつくって丁寧に提案をしていて。その姿勢が本当に素晴らしくて、感動しましたね。これだ!と決めて、9月30日まで銀行の仕事をして、翌10月1日から転職先の保険会社で働き始めました。自分のやりたかった仕事ができて、とにかく嬉しかったです。お客さんの話を聞いて、ご提案して。楽しくてしょうがなくて、寝食忘れて働きました。

だけど5年ほどして、会社が投資信託の販売から撤退することになってしまって。私が販売できる商品は保険だけになったんですね。保険を契約していたお客さまとはそのままお付き合いするけれど、投資信託だけをやっていたお客さんとはつながりが切れてしまうという状況になったんです。

私、こちらの都合で関係が切れてしまうのが嫌だったんですよ。お客さんが望む限りは一生お客さんの面倒をみるって、勝手に熱いコミットをしてやってるから。いろいろ考えて、お客さんを引き継ぐかたちで独立しました。それが7年くらい前の話です。

独立した当初から相談に乗ってもらっていたのが、マネーライフプランニングの小屋さんです。これから本腰を入れようっていうタイミングで妊娠したことがわかって、どうしようかと思っていたときも「一緒にやる?」って軽いノリで言ってくれて。私も「いいね、いいね」って。それで入社することになりました。

前職から引き継いだお客さんのなかに、投資信託をしていた旦那さんを亡くされた方がいらしたんです。旦那さんを亡くされたばかりの状態でお会いして、やっぱりすごく落ち込んでいて。お金のことは旦那さんに任せきりだったようで、すごく不安そうになさっていました。お金に困っているわけではないけれど、先々を考えたとき、今いくら使っていいのかがわからなかったんですね。

お話を伺って、キャッシュフローをひいて、使えるお金を明確にしていきました。お金の不安が少なくなるにつれ、会うたび元気になるのがわかりました。その姿をみていたら、やってよかったなって。

数字を交通整理して、あなたは毎年これくらい使ったら100歳までお金の心配ないですよ、と明確にする。お金の話をずっとし続けられる相手がいる安心感。それが元気になっていくポイントだと思っています。その方とは今でも仲良くさせてもらってるんですよ。ときどき家に遊びに行って、話をしながら溜まっちゃった書類の整理したりして。「これはいらない、これはとっといて」って、ちょっと図々しいくらいにやっています。

私、そういうのが好きなんでしょうね。家族の一員としてお世話するというか、世話を焼くのが。ついやりすぎちゃうこともあるから、プロとしてちゃんと線引きをするのがずっと私の課題なんですけどね。

人と話して元気になってもらうことには自信があります。なんだかプランナーっぽくないかもしれませんね。だけど私、話をするのが大好きなんです。お客さんはお金の相談をすることが初めてだったりするから、最初、すごく心配そうな顔でいらっしゃるんですよ。だけど最後にはすごくすっきりした顔で帰っていく。その変化がおもしろいんです。話をしているうちに、お客さんの笑顔を引き出して、元気になってもらうことには自信があるんです。

最近は自分がやってきたことを後輩に教える難しさも感じるようになりました。もう20年近くお金に関わる仕事をしてきて、新しいことにも挑戦してみようと思っているんです。もちろん望んでくださる方がいる限り、今の仕事はやりますよ。私のなかでそう決めたから。一生めんどうみるっていう約束は絶対に守ります。

経歴

  • 2007年
    株式会社りそな銀行
  • 2009年
    三井生命保険株式会社
  • 2014年
    独立系FP事務所 お金の匠
  • 2016年
    株式会社マネーライフプランニング