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PIMCOの戦略に学ぶ

有名な債権投資ファンドのPIMCOトータルリターンファンドが米国債から手を引きました。
PIMCOのCIOビル・グロス氏は

Who Will Buy?
とQEⅡ終了後に、誰が米国債を買い支えるのだろうと疑問符を投げています。

日本の国債市場よりも、米国の国債市場の方が心配ですね。
そう考えるとユーロもダメですしね。

しばらくは、先進国債券からは離れておいた方が良いのかもしれません。
PIMCOは、社債と新興国債券にシフトしています。

追記
PIMCOの保有ポートフォリオの資料を見つけたので補足します。
(資料:zerohedge.com)
この青い線が、米国政府関連債ですね。保有が0になってます。

日本国債に対する評価

今日、web上で国債暴落説を俯瞰する - 鈴木和夫」という記事を見かけました。

ここで気になったのが次の内容

こうした大きな問題(日本国債の暴落問題)でありながらファイナンシャルプランナーと名乗る人からの処置の仕方、心構えなどは、あまり聞こえてきません。また、JGB大量保有者 (金融機関)もその声が同じく発していません。その理由として考えられるのは、同床同夢だからではないでしょうか。つまり、これまでの顧客が暴落予防のた めに外貨預金などへ走られたら、彼らの利益チャンスが薄れるからです。
と記述されていました。

ファイナンシャルプランナーの立場として反論しておきますと、ファイナンシャルプランナーが集うミーティングでは、いつもこの日本国債の話題が取り上げられます。
つい先週金曜日に開催されたFP学会の懇親会でも多くのFPが話題にしていました。

私も、過去のエントリーで何回も触れています。

国債は本当にリスクフリーか? 

日本国債市場の暴落に賭ける投資家たち

歴史を学ぶということ

来年度予算を見て考えた事

国の借金について


そして、我々のクライアントに対してもなるべく、それに備えるように、資産、通貨の分散を提案しているのが実情です。

ただ、多くの人々があまり真剣に、この国債暴落問題については考えていないんでしょうね。
話は聞いていただけるのですが、大半のクライアントはぴんとこないようです。

私も、いつ起こるのか?ということについてはお答えできませんが、起こりますか?と聞かれれば
それほど遠くないうちに起こる問題だと思ってます。

少なくとも、私のクライアントだけには備えてもらえるように働きかけていきます。

フォーブスの記事(Will Japan Default?)

フォーブスの記事をご紹介

簡単にまとめると


・6月に財政再建について民主党がとりまとめるらしいが、内容は選挙前なのであまり期待できない。


・年金資産も国債をネットで売り越しに変化してきている


・銀行は他に使い道も無いので国債を買ってます


・日本の国債トレンドは急激に変化する可能性があると昔野村にいたアナリスト(Bill Overholt)も言っています


・ドバイやギリシアじゃなくて、次の国債危機を引き起こすのは日本ですよ


という感じでしょうか

さて、皆さんはちゃんと備えてますか?

Will Japan Default?

Gordon G. Chang, 04.15.10, 01:45 PM EDT


Japan's new leader has promised to reduce reliance on debt financing and release a plan in June. Don't expect austerity, however. There is almost no chance the DPJ will get serious about getting Japan's financial house in order before crucial upper house elections in July. In a sign of Hatoyama's direction, the government has abandoned his predecessor's goal of turning in a government surplus by next year.

The DPJ will have little margin for error. Why? Japan's legendary savers are now much less thrifty, decreasing the demand for Tokyo's debt. The national pension fund has become a net seller of government bonds to pay benefits. Even the Post Bank, partially controlled by Tokyo, does not want to buy more JGBs. Government officials now advertise their bonds in taxis in the Japanese capital.

At least Japan's banks are putting funds into government debt. But this is ultimately a bad sign because these financial institutions do not have much else to do with their funds. Bank lending dropped in March as there was weak demand for corporate loans.

"Japan is rapidly approaching a crossover point in which expectations will suddenly change and existing trends prove unsustainable," says superstar analyst Bill Overholt, who once worked for Nomura. Perhaps that assessment is overly polite. Forget about Dubai and Greece--the Japanese look like they are handing the world the next sovereign debt crisis.

Gordon G. Chang is the author of The Coming Collapse of China. He writes a weekly column for Forbes.

ギリシア国債について

ギリシア国債について様々な情報が飛び交っていますので、自分のためにも整理

・13日に6ヶ月物、1年物の入札(15億6000万ユーロ)

・入札自体は消化したものの利回りは急上昇
・1年4.85%(2.20%)、6ヶ月4.55%(1.38%)カッコ内は前回の応札

CDS市場は下記の通り(春山さんブログより)

・ギリシアの財政状況は建て直しには程遠く、今後の国債発行の持続性は疑問
・5月にはドイツで総選挙があり、選挙前にドイツではギリシアの積極的支援を打ち出すのは難しい

・翻って日本はギリシアよりもよっぽど財政状況は悪いものの、国内資金での国債消化が主流であり、現段階では消化に問題も生じていない

しかし、

・仙石大臣が税収37兆円に対して新規国債発行額が44兆円の予算を「本来ありえてはならない姿」「この国は続くのだろうかとの不安心理を醸し出す」と指摘した。さらに「投資家からみれば、『いつ売り崩してやろうか』と格好のネタになりつつある」と、「日本売り」の可能性にも触れた。

・ 田村耕太郎議員が日銀の質問で「日本国債がデフォルトした場合の危機管理」について質問

・マーケット参加者や評論家が述べるのであればともかくとして、与党の議員が国家財政の継続性について疑問を投げかけるのは、国債消化安定、ひいては金融システム安定化の観点からは非常に好ましくないと思う

国債は本当にリスクフリーか?

今月号の証券アナリストジャーナルです。

今は、ソブリンリスクが流行りで、日経新聞でもその他報道でも、目にしない日は無いように感じます。

私も日本国債の問題については、再三取り上げていますが
過去のエントリ
http://tigers1977.blogspot.com/2010/01/blog-post_07.html
http://tigers1977.blogspot.com/2010/01/blog-post_28.html
http://tigers1977.blogspot.com/2009/12/blog-post_28.html
http://tigers1977.blogspot.com/2010/01/blog-post_1047.html

今回の、国債特集はその歴史的経緯から現状の日本国債に対する考察や実証研究などが揃っていて大変面白く読めました。

結論は、いつも通り普通の日本人の金融資産構成のように「預金・保険」しか保有していなければ危ない!

という話になります。

日経の記事

昨日の日経朝刊の「大機小機」は日本国債のお話でした。
年末に書いたこのエントリーと全く同じ話の展開です。

あちこちで同じ話が繰り返されるのに、預金・保険行動を変えようとしない日本人ってすごいなと思います。

ちなみに一昨日は、母親が東京に出てきておりまして、これも以前のエントリーで紹介したTradedPolicies Fundを購入しました。

僕が見るに、年利9%で安定的に推移するFundのように見えますので。
あくまで資産の一部を組入れるには良い商品かと。

歴史を学ぶということ

昭和13年(1938年)の資料
国債の売れ行きが悪いために10円券の発行が開始されたときの資料です。
昨日紹介したサイトよりお借りしました。

1.「聖戦遂行」を「国債の市中安定消化」
2.個人向け国債が売れないので3年物を発行(2010年7月から)

に読み直すと、今の現状にそっくりではないでしょうか?



国の借金について

以前から国債についてのお話は何度かしてきましたが、昨日も気になった話があったのでいくつかご紹介を


「国債や借入金などをあわせた国の借金残高が2009年度末に初めて900兆円を超え、10年度末には過去最大の973兆円に達する見込みであることが財 務省の集計で分かった。」
(asahi.com)


これは、前の私のエントリーでは公債残高が637兆円とお話ししましたが、借入金なども含めるともう少し多いという事でしょうか?

また、それをうけてS&Pが 
「日本ソブリンのアウトルックを「ネガティブ」に変更、格付けは据え置き」

と見通しをネガティブ評価に下げました。


しかし、それもマーケットには大きな影響は与えていないようです。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920018&sid=avnVfu6pDH8g

ネガティブ評価も織込済みということですか。

母親から聞いた話ですけど、まだ周りの普通の人々は

「株はバクチ、預金は安全」

という考えが抜けないようです。
戦後に生きた方々も多いと思うのですが、もう忘れてしまったのでしょうか?

戦時国債を研究しているサイトにすごく良いグラフがあったので拝借してきました。

政府借入金総額+一般会計総額



これですね、すごくわかりやすいです。
この方法(インフレ)で、累積赤字は一挙に解消です。

今の状況はこのポスターに似ています。


逃げるのには、そんなに時間がありません。

日本国債市場の暴落に賭ける投資家たち




ここまで急に悪くはならないと思いますけど、先日日本国債のリスクについて触れたのでご紹介まで。

日本国債市場の暴落に賭ける投資家たち 

(ウォールストリートジャーナルより)


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株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

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