レポート

資産運用

リスクとリターン、リスクの話(概要編)

UPDATE 2024.05.14

こんにちは、松本です。

 

今回は前回に引き続き、

運用におけるリスクとリターンのお話。

今回はリスクの概要について考えていこうと思います!

 

資産運用における

「リターン」については前回の記事を

参考に見てみてください!

 

どのくらいのリターンを見込んでおくか

考えるのに良い記事になっているかと思います!

そもそもリスクとは?

早速ですがリスクって何でしょう。

 

例えば、ぱっと思い浮かぶのは

 

海外旅行に行くときにスリに遭うリスク高いよね。

だとか、

事故に遭った時のリスクに備えて保険に入ろうか

だとかそんなイメージですかね。

 

精選版 日本国語大辞典によると、

リスクという言葉の意味は以下の内容だそうです。

言葉自体の意味としては、

危険、保険で損害を受ける可能性

なんですね。概ね印象通りでしょうか?

個人的には、

リスクというとギャンブルとか病気とか

そんなイメージがあります。

資産運用におけるリスクとは?

日常における「リスク」が分かったところで

資産運用における「リスク」って何でしょうか。

コンサルティングを行うFPの教科書ともいえる

パーソナルファイナンスによると、

 

リスクとリターンは比例関係にあると示されています。

高いリターンを得るためには、

高いリスクを受け入れなければならない。

 

低いリスクしか許容できなければ

高いリターンは望めないということですね。

ローリスク・ハイリターンはない

リスクについての理解で大切なのは

「大きなリターンには大きなリスク」

「小さいリターンには小さいリスク」

ということです。

 

つまり来年2倍になるおすすめの商品ありますよ!

2倍にするけど、元本は保証します!安全ですよ!

みたいな商品は存在しないということです。

 

ここが分かっていると、

変な投資詐欺に騙されることは少なくなりますし

投資で大きな損をする、

「リスク」が低くなると思います。

投資詐欺についてのあれこれ

 

つまり、自分がこれから投資をする際、

あるいは何か投資信託や株式を購入する、

不動産を購入する。

保険に加入するなどの際には、

 

【リターン】

どのくらいのリターンを見込むのか。

【リスク】

そのリターンからズレる場合はどのくらいズレるのか。

どのくらいの頻度でズレるのか

 

これらを考えて判断を下す必要があると考えます。

同じリスクなら、

当然リターンの高い方が好ましいわけです。

 

逆にリスクが同程度なのに、

リターンが異なる2つの選択があるなら

取るべき選択は決まってくるでしょう。

 

金融庁のHPに以下の図が記載されているので

分かりやすいのではないかと思います。

以前、PCR関連の会社に投資すると

月8%の配当が貰える、

という投資詐欺で捕まった人が話題になっていました。

 

月8%の配当というものが、

どのくらいのリターンなのか。

この場合どのくらいのリスク=不確実性を持っているのか

 

分かっていると

「胡散臭いな」と判断できると思います。

一歩先の金融の理解

前回のリターンのお話と関連して。。

もうちょっと知りたい方向けですので

難しい方は読み飛ばしてOKです!

 

期待するリターンは、

①    リスク0の証券から得られる投資利益

②    受け入れるリスクの大きさ

 

この和になると考えられます。

①    はリスクのない証券への投資で

(ほぼ)確実に得られるだろうリターン

30年物の米国債券などがこれに当たります

 

②    は受け入れるリスクの大きさによって変わります

受け入れるリスクが大きいなら、

リターンも大きくなると考えられる。

 

国債:国がつぶれない限りリターンが見込める

リスク低リターン小

株式:会社が潰れるリスクは国より大きい

リスク大リターン大

 

これを金融のことばで表現すると

以下のようになります。

社債(企業の発行する債券)の方が

国債(アメリカや日本といった国が発行する債券)

の方もリターンが高いのは

これで説明ができるかと思います。

 

国が潰れて債券が紙一枚になるリスクより、

会社が潰れて同様のことが起こる方が

「可能性としてあり得る」からなんですね。

まとめ

リスクについてのイメージが掴めてきたでしょうか?

今回はリスクについての概要を紹介しました。

 

まとめとしてお伝えすると、

リターンはリスクに基づいて検討できる。

リスクは凡そ予測がつくということですね。

 

つまり、どのくらいのリスクを見込んで、

どのくらいのリターンが想定されるか。

 

個別株であっても投資信託であっても、

国債や社債であったとしても、

予測が立てられれば選択ができると思います。

 

では実際にどのくらいのリスクが考えられるか。

この辺りを、今後具体的なお話も含めて

紹介していきたいと考えています!

ぜひ今後の記事も楽しみにしていただけたらと思います。