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学生の意識の変化──インターン募集からの気づき

UPDATE 2025.06.18

皆さま、いつもご愛読いただきありがとうございます。

今月、当社では初めて大学生向けインターンの募集を行いました。

2週間にも満たない短期間の募集でしたが、約30名近い応募をいただき、

大変嬉しい反響となりました。

 

面談を通じて、これから社会に出ていく若者たちと直接話す中で、

私たち自身も多くの気づきを得ました。

今回は、その一部を読者の皆さまにも共有させていただきます。

 

インターンに応募した学生たちの声

■ 1・2年生の考え方

まだ就職活動には早い学年ですが、「アルバイトで時間を費やすより、

給料が出るのであればインターンの方が学びがある」という考えを

多くの学生が持っていました。

 

飲食などのサービス業を辞めて、成長できる環境に身を置きたいという声も多く、

従来型のアルバイトでは学生を確保しにくい時代が始まっていると実感しました。

学生のアルバイトをビジネスモデルの中心に置いている会社は早急に

変化が求められそうです。

 

■ 3年生の就職準備

3年生になると「就活前に最低1〜2社のインターンを経験するのが当たり前」

といった声が聞かれました。

今やインターンは、“希望企業へ入るための準備”ではなく、

“選ばれるための当たり前の一歩”になっています。

 

学生が興味を持った「2つのテーマ」

当社の業務内容については、以下の2点に特に高い関心が寄せられました:

 

① 資産運用への関心

最近では、親御さんが熱心に株式投資をしているご家庭も増えており、

「学生のうちから資産運用を学んでほしい」という親の後押しを感じている、

という声が印象的でした。

ようやく日本でも、「金融リテラシーを家庭で育てる文化」が

根づき始めているのかもしれません。

 

② 富裕層への関心

「富裕層の考え方や行動を学び、将来の自分の参考にしたい」

──学生たちのこのような声は、極めて健全かつ前向きなものだと感じました。

 

インターン業界の“闇”も垣間見えました

一方で、面談の中では**「ひどいインターン」の実態**も耳にしました。

・成果報酬型の営業(契約できたら報酬が出る)という名目で、ほぼ報酬の出ないインターン

・有名企業でのプッシュ型電話営業が主な業務で、学びの要素がないインターン

こうした形態は、実質的には労働力の搾取と捉えざるを得ず、

学生がかわいそうに思えました。

 

私たちは、若者が安心して成長できる場を、

きちんと提供する責任があると強く感じています。

 

今後について

今回の募集で、2名のインターン生を迎えることが決まりました。

今後は、彼らの学びの様子や成長過程も、

またこのメルマガを通じて皆さまにご報告していければと思っております。