レポート

資産運用

現状の相場感について

UPDATE 2025.10.26

今回は久しぶりにマーケットのお話。

日本では、自民党の総裁、総理大臣が高市さんになり、

積極財政、金融緩和の期待から

株価が上がっているのは、皆様もご承知の通りかと思います。

米国でもIT企業を中心に株価は堅調に推移しています。

運用に取り組んでいる皆様の資産も、大きく増加しているのではないでしょうか?

現状を簡単に確認してみます。

日経平均の予想PERは23.5

S&P500の予想PERは24.8

となっています。(2025年10月19日時点)

 

歴史的にはS&PのPERは15-18倍の範囲に収まっていることが多く見られます。

その水準からすると現在の株価は、通常の範囲から40%~50%程度高いと言えそうです。

日経平均のPERは15倍前後が歴史的な平均水準です。

こちらも、その水準からは60%程度高いと言えます。

 

世間的にも、米国の金融緩和、AIブームを背景としたIT会社の好業績を背景に

株価に悲観的な話は、まだ多く発信されていません。

株式相場の格言にジョン・テンプルトンの

「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、

幸福感の中で消えていく」

という言葉があります。

現在の状況は、懐疑の中で育って、

楽観フェーズに移行している最中ではないかと感じています。

 

株価のニュースをみていると、

まだまだ現在の株価に警鐘を鳴らす報道も多いので、

こうした懸念の報道が減ってきたら、

そろそろ株式相場からはいったん離れるのが良いのではないかと考え、

売却のアドバイスをする準備をしています。