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今月5月5日~11日にかけて、
久しぶりに米国のアドバイザー(NAPFA)カンファレンスに参加してきました。

NAPFAは米国でフィーオンリー(販売手数料などをもらわない)アドバイザーの団体で
米国のアドバイザーの中でもNAPFAに登録しているアドバイザーは5%程度だと
今回のカンファレンスで語られていました。
開催都市はミネソタ州のミネアポリスという都市で、
人口ではアメリカで46番目の都市です。地方都市の一つと言えます。
私自身は、コロナ前の2019年にシカゴのカンファレンスに参加してから、
久しぶりの7年ぶりの訪米となりました。
2019年時点の為替をみてみると、1ドル105円前後であったようです。
現在150円代後半なので、ざっくり円建てで1.4倍ぐらいの感覚になるようです。
そこで、最初に物価の話ですが、今回訪問して思ったよりも高くは無いなと感じました。
お昼や夜に手ごろなアメリカンダイニングに入って、ビール2杯とご飯を頼んで
日本円建てで5,000円程度、米ドルで30ドル程度でした。
これが105円の時代であれば3,000円程度なので、ビールと食事があることを考えれば
妥当な水準ではないかと思います。
米国の物価は高いという印象があって、
この程度の食事でも10,000円近く(60ドル程度)になるのではないかと
危惧していましたが、そこまで高くはありませんでした。
米国の従業員の平均時給は37.41ドル(約5,900円)ですので、
物の値段はそれほど高くなく、人の値段が高い
人手がかかるサービスであればあるほど日本よりも高い
という事なのではないかと思いました。
実際に泊まったホテルでは、
清掃やタオル交換は週に2回(連泊だと)とのことでしたし、
朝食時も平日は普通の食器がありましたが
土日では紙皿プラスチック食器など、
洗浄しなくても良いような形式になっていました。
これは推測ですが、やはりホテルなどの労働集約型のビジネスでは、
いかに人手をかけないサービスにするかというところを
追求しているのではないかと感じました。
アドバイスのカンファレンスの内容は様々あるのですが、
特に目についたのはアドバイス事務所自体のM&Aに関するテーマです。
米国のアドバイスの歴史は1980年代から始まってきたと聞いていますので、
第一世代の会社が創業45年を迎えるイメージです。
創業した第1世代、承継した第2世代がリタイア時期を迎え、
事務所を承継するか売却するかという時期になっている印象です。
そこで、今回も「事業を売却するのはどのような事に取り組めばよいのか」
「アドバイス事業を買う時にはどこを見るのか」
という売り買い双方の目線でのセミナーがありました。
こうした盛んなM&Aの結果として、
アドバイス業界では1~2名で行っている「M&Aでも売れない(売りにくい)」事務所
と数百人規模でおこなっている「事業を買って広げる側」の事務所に
2極化しているそうです。
中間の10~50名程度の中規模の事務所は、
やはり大手に買われて吸収されていっているそうです。
こうした状況をみていると、
日本ではまだアドバイスのビジネスが立ち上がる段階ですので、
業界としては丸一世代(40年程度)遅れている
という事も実感させられました。