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米国のアドバイス視察報告~その1~

UPDATE 2026.05.16

今月5月5日~11日にかけて、

久しぶりに米国のアドバイザー(NAPFA)カンファレンスに参加してきました。

NAPFAは米国でフィーオンリー(販売手数料などをもらわない)アドバイザーの団体で

米国のアドバイザーの中でもNAPFAに登録しているアドバイザーは5%程度だと

今回のカンファレンスで語られていました。

 

開催都市はミネソタ州のミネアポリスという都市で、

人口ではアメリカで46番目の都市です。地方都市の一つと言えます。

 

私自身は、コロナ前の2019年にシカゴのカンファレンスに参加してから、

久しぶりの7年ぶりの訪米となりました。

 

2019年時点の為替をみてみると、1ドル105円前後であったようです。

現在150円代後半なので、ざっくり円建てで1.4倍ぐらいの感覚になるようです。

そこで、最初に物価の話ですが、今回訪問して思ったよりも高くは無いなと感じました。

お昼や夜に手ごろなアメリカンダイニングに入って、ビール2杯とご飯を頼んで

日本円建てで5,000円程度、米ドルで30ドル程度でした。

これが105円の時代であれば3,000円程度なので、ビールと食事があることを考えれば

妥当な水準ではないかと思います。

 

米国の物価は高いという印象があって、

この程度の食事でも10,000円近く(60ドル程度)になるのではないかと

危惧していましたが、そこまで高くはありませんでした。

 

米国の従業員の平均時給は37.41ドル(約5,900円)ですので、

物の値段はそれほど高くなく、人の値段が高い

人手がかかるサービスであればあるほど日本よりも高い

という事なのではないかと思いました。

 

実際に泊まったホテルでは、

清掃やタオル交換は週に2回(連泊だと)とのことでしたし、

朝食時も平日は普通の食器がありましたが

土日では紙皿プラスチック食器など、

洗浄しなくても良いような形式になっていました。

 

これは推測ですが、やはりホテルなどの労働集約型のビジネスでは、

いかに人手をかけないサービスにするかというところを

追求しているのではないかと感じました。

 

アドバイスのカンファレンスの内容は様々あるのですが、

特に目についたのはアドバイス事務所自体のM&Aに関するテーマです。

 

米国のアドバイスの歴史は1980年代から始まってきたと聞いていますので、

第一世代の会社が創業45年を迎えるイメージです。

 

創業した第1世代、承継した第2世代がリタイア時期を迎え、

事務所を承継するか売却するかという時期になっている印象です。

 

そこで、今回も「事業を売却するのはどのような事に取り組めばよいのか」

「アドバイス事業を買う時にはどこを見るのか」

という売り買い双方の目線でのセミナーがありました。

 

こうした盛んなM&Aの結果として、

アドバイス業界では1~2名で行っている「M&Aでも売れない(売りにくい)」事務所

と数百人規模でおこなっている「事業を買って広げる側」の事務所に

2極化しているそうです。

 

中間の10~50名程度の中規模の事務所は、

やはり大手に買われて吸収されていっているそうです。

 

こうした状況をみていると、

日本ではまだアドバイスのビジネスが立ち上がる段階ですので、

業界としては丸一世代(40年程度)遅れている

という事も実感させられました。