資産運用
ちょうど今週からクライアントの皆さんと、このマーケット下で
どのように行動すべきかという事を含めてミーティングを重ねています。
リモートワークの声がけもあってか、ほとんどのクライアントさんと
オンラインでミーティングを行うようになりました。
ちなみにツールとしては、
Zoom(Zoom Video Communications)
と
マイクロソフトのTeams
を利用しています。
(Zoom社は株価を見てみると1月からは倍になってます)
そのミーティングを重ねる中で、中長期で資産運用を行いパフォーマンスを
上げるのに必要だとアドバイザーとして実感していることを3つお伝えします
①日常のキャッシュフローが黒字の世帯は強い
現役世代にこのパターンが多いのですが、恒常的にキャッシュフローが黒字の家計は
こういうときにもやはり強いです。
運用資産そのものを取り崩さなくても済むという事に加えて、このタイミングで
預貯金に溜まっている現金をしっかりと下がった株式に追加投資することが可能です。
恒常的に家計を黒字で回している世帯は、やはり長期的なパフォーマンスを上げやすい
状態であると言えます
②債券分散も有効
弊社のクライアントには外国債券にも分散投資していただく事が多いのですが
今回の市場変化で感じたことは、円高の影響がなければ、きちんと債券への分散は
有効だということでした。
2月以降株式の市場は大きく下げましたが、一方で顧客の債券ポジションは
このマーケットの中金利低下(金融緩和)にともない、大幅なプラスになっています。
ですから、リバランスを検討する際にこうした債券ポジションがしっかりとある
ということが今回は有効に機能しています。
一方で、ハイイールド債などハイリスクな債券では、株式同様にリスクオフの流れの中で
価格を下げてますので、やはり株式投資と優良な債券投資の組み合わせが効果的だと
感じています。
③ヘッジファンド投資も有効
ヘッジファンドと言うと、何やらイメージ的に良くわからないという方も多いと思いますが
本来はヘッジファンドの「ヘッジ」とは当然リスクヘッジの「ヘッジ」です。
株式や債券とは相関関係の低い運用手法を取るという意味で、ポートフォリオ全体の
リスクを下げる効果があります。
弊社でも一部の顧客はこうしたヘッジファンドに投資をしたりしています。
当然リスクヘッジなのでポートフォリオのごく一部になりますが、ポートフォリオ全体の
リスク低減にはしっかりと効果を果たしています。
その意味では、オルタナティブ資産として、やはり株式との相関関係の低さは重要で
債券と似たような意味で、ヘッジファンドの有効性も感じています。
中長期で、金融資産全体のパフォーマンスをしっかりと上げていきたいと考える方は
今回の株式相場下落時に感じたような上記の3点を意識して取り組むと
良いのではないかと思います。