書評
今回は、投資ブログの億の近道での執筆陣でもある山本潤さんの書籍をご紹介したい
と思います。
山本さんのご紹介はいまさら億近読者には必要が無いとは思いますが、
日系・外資系の証券会社や運用会社で長く日本株式の運用を担当されてきた
所謂株式運用のプロフェッショナルです。
そのプロである山本さんが、こうした株式の長期保有に関する書籍を執筆された
こと自体が株式長期ロング(買い持ち)派の小屋としては嬉しくてたまりません。
そして、本書はポートフォリオ運用が株式運用のリスクを適切に管理できる手法である
と機関投資家では当たり前のことをしっかりと言い切っているのが個人投資家向けの
書籍としては珍しいかもしれません。
山本さんもおっしゃっているように、世には株式評論家やトレーダーの書籍が多く
本来は株式投資の王道であるはずの長期保有のポートフォリオ運用の良書が少ない
と私も感じていました。
本書では資産形成の王道である運用手法がしっかりと書かれているので、本気で資産形成に
取り組みたい方は、ぜひ購入して読んでください。
今回ご紹介するのは、初心者が決してやってはいけないこと
①信用取引
②集中投資
③回転売買
④空売り
⑤小型株への投資
⑥IPO銘柄への投資
を六悪としています。
これは、本当にその通りで、少し個別株の投資を学んだ人は、むしろこの六悪
に関わる投資をしているのではないでしょうか?
私のところにも、資産運用の相談に来られる方がいらっしゃるのですが、個別株投資を
されている方々は基本的にはこの六悪のどれかに該当します。
(株式投資が上手く言っている人は、そもそも弊社には相談に来ませんので)
書籍の中では、六悪がなぜ株式投資においてマイナスなのかという事を丁寧に解説
していますので、興味がある方はお読みください。
次回は書籍の中から、長期投資を行うにあたって必要な方法、不必要な情報
をご紹介します。