資産運用
今回のコロナ騒動で普段は目につかなかった事も
見えてくる機会が多い気がします。
①SNSの投稿が増える
普段はSNSでROM専門(読むだけ)の人が
急にコロナ関連の話題になると、発言したり
人の記事をシェアしたりすることが多くなっている気がします。
私の事を言えば、コロナ関連の情報については
不確定要素が大きく、なかなか発言やシェアが難しいな
と感じて、普段よりも投稿が少なくなったこととは対照的でした。
そして、記事のシェアというのは、本質的にはその記事の内容を
拡散して影響力を与えたいという事でしょうから、その方の考え方や
思想を反映したモノになる傾向があります。
その意味では、今回のコロナ騒動の中で、普段発言をしていなかった
方々が、どのような発言をしたり、シェアしたりするのかを興味深く
見ています。
②不安や悲観的な見方に苛まれる
日々、不安な情報に囲まれるせいなのか、徐々に不安や悲観的な
モノの見方に苛まれるかたも見かけます。
この資産運用業界の話で言えば、本来は顧客対してアドバイスする
アドバイザー自身が
「このコロナ影響後も株式や経済活動自身が大丈夫なのだろうか?」
という不安を投げかけてきた事すらありました。
私だって株式の3か月後、半年後の見通しを聞かれたら、それは正直
よくわかりませんが、5年後、10年後を考えれば大丈夫に決まってます。
こうした危機は人類に定期的に訪れていたにもかかわらず、それを
克服してきたことを忘れている(あるいは知らない)のです。
そもそも人間の叡智というものを信じられないのであれば
その方は株式市場への参加に向かないと思います。
③自分の頭で考えているかどうか
①でも触れた、様々な発言ですが
「単に自分の見た内容を単純に拡散しているのか?」
「自分の頭で考えた意見を表しているのか?」
には大きな差があると考えています。
今回のコロナ騒動のような不確定要素が多く、将来の不確実性
が大きい話では、情報を一度自分の頭でよく考えて発信する
という事が必要ではないかと感じました。
普段から常々感じていますが、本当に自分の頭でものを考える人
は少なく、その考えはもちろん様々ですけど大変貴重です。
資産運用というジャンルでも、自分の頭で考えて判断をする
という癖を身につけない限りは上手くいくこともないと思います。
情報発信をすること自体はとても有意義だと思いますので、
みんなが、しっかりを自分で考えてから発信する世の中に
なると良いなと思います。