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書評「地政学理論で読む多極化する世界:トランプとBRICSの挑戦」

UPDATE 2026.04.09

先週、こちらの本を読んで面白かったので、ご紹介させていただきます。

「地政学理論で読む多極化する世界:トランプとBRICSの挑戦」

この本を知るきっかけは、著者の篠田英朗さんのYoutube動画を拝見して

内容がとても面白かったので、本を読んでみようと思い、読んでみました。

 

Youtube イラン戦争はなぜ起きたのか?国際政治学者が解説する“本当の構図”はこちら

 

この本では、地政学の理論の中でも「英米系」地政学理論と

「大陸系」地政学理論の2つの差異を説明しながら

トランプ政権の考え方が、「英米系」の地政学から「大陸系」の地政学に

移行してきているという見方を示しています。

 

その結果として、世界の各国が「地域化」「多極化」に変化してきている

という視点でBRICS各国を解説しています。

 

そして、トランプのいうところの「Grate America」のイメージが、

アメリカの1800年代のアメリカのイメージではないかと

想定しています。

 

その中で、当時のアメリカの考え方や政策を現代で実行していると捉えています。

他にも、多極化、地域化の視点でロシア、中国、インド、ブラジル、

南アメリカと元祖BRICSの各国の立ち位置や行動について

一つずつ解説されています。

 

書籍自体は昨年7月のものなので、

現在のイランとアメリカ、イスラエルの戦争の話までは織り込んでいませんが

その前提条件となる各国の考え方の基本的な視点が見えてきますので、

近年の世界情勢を理解したいと思えば

おすすめの1冊です。

 

次は同じ著者の

国際紛争を読み解く五つの視座 現代世界の「戦争の構造」

を読んでみようと思います。