レポート

資産運用

本人の思う問題点はズレている

UPDATE 2020.02.08

今回の題は、「問題点はズレている」

最近やっているコンサルティングの案件でも再度認識したことをご紹介しようと思います。


ご相談者としては、ご自身の保有している日本株式の個別銘柄のことが

昔から気になっているようで、これを整理してより効率的なポートフォリオに

組み替えることを強く希望しています。

確かに、個別の銘柄を見ると同じメルマガ執筆者の方々のような

しっかりと検討されたポートフォリオではなく、証券会社が勧めたり

ご自身で購入されたようなポートフォリオになっていました。

しかし、ライフプラン全体を俯瞰した上での今回の相談者の問題点は

土地や株式を含めた資産を、どのように効率的に次世代の方々に資産承継

していくかということが、今回の相談のテーマのように見受けました。

そのためには、個別株式のポートフォリオを見直してより効率的にすることは

当然必要ですが、その運用名義を誰にするかということもより

重要な検討が必要になってきます。

このように、相談者のお話を聞いていて、ご本人が課題や問題だと思われていることと

コンサルタントの我々が話を聞いていて、課題や問題だと思われることが異なることは

本当に多いものです。

おそらく他の職種のコンサルティングも、そのようなケースが多いのではないかと思いますが

次に難しいのは、そのコンサルタントが認識する課題や問題を、

どのようにクライアントと共有化し一緒に取り組んでいくかということです。

クライアント自身は、コンサルタントが認識する課題や問題点を、

相談時点では課題や問題点だと

思っていないので、その認識を擦り合わせる必要があります。

ここら辺は、コミニュケーションの取り方になってくるのだと思いますが、

小屋自身がどうするかといえば、まずはクライアント自身が当初ご自身で

課題や問題だと思われていることを、しっかりと解決してあげる提案をすることが必要です。

今回のケースであれば、個別株式のポートフォリオをしっかりと分析して、

より効率的なポートフォリオを検討するということになります。

そのうえで、それを解決したうえでも残る課題として、

コンサルタントが本当の課題だと思う事柄を取り上げて、

顧客の抱えていた課題を解消したうえでも、課題があるということに気づいてもらう。

というようなプロセスを踏みます。

そのようなプロセスとコミュニケーションを通じて、顧客が抱える真の課題に気づいてもらって

それをクライアントと一緒に解決していくような提案をしていく事が

良いのではないかと思っています。

その意味で、ぜひ皆さんも一度資産コンサルティングを受けていただくのも

新しい課題の発見につながってよいのではないかと思います。

無料での資産運用の相談は下記で受け付けていますので、ぜひ興味のある方はどうぞ。