レポート

セミナー報告

本当の幸せとは?「幸せのためのお金の使い方」を考える~事業報告会活動報告~

UPDATE 2023.03.23

「幸せなお金の使い方」をどう伝えるか 模索の1年 ~2022年度事業報告~

2023年2月25日土曜日、(アリスアクアガーデン銀座店)にて第14期事業報告会を開催、弊社ビジネスパートナーの皆さんに2022年の取り組みについて報告いたしました。その講演内容を簡単にご紹介いたします。

事業概況:2022年はマーケット不調、2023年は小回復の見込み?

2022年は、マーケット状況はよくなかったですね。スライドに示しているように、全世界株式型インデックスファンドの成績はマイナス5%ぐらいです。日本株のファンドではマイナス3.7%なので、全世界株式よりはまだ少し良かったと言えるでしょう。それから、先進国の債権もマイナス4%です。去年、アメリカではインフレが激しく、金利をゼロに近いところから4%ぐらいまで上げていました。金利が上がっていくと債権価格は下がってしまうので、マイナスだったんですね。とはいえ、マイナス幅は株より低かったのですが。ただ、米ドルのマーケット自体は20%ぐらいのマイナスでしたが、日本では円安がかなり進んだことで、円を外貨で投資した日本人にとってはマイナスが少し打ち消されています。
今年は、去年のようなマイナスになることはないだろうと思っています。株に関しては、今年は少し上がってくるのではないでしょうか。ですから、基本的にいま買っていらっしゃるものをそのままお持ちいただければいいと思います。

新コンセプト策定:マネーライフプランニング&バリューライフデザイニングの2本柱

私たちは、増やしたお金をどう使うかも非常に大事だと考えています。去年は、お金について知っていただくセミナーと併せて、幸せのためのお金の使い方についても、セミナーを企画・開催してまいりました。
ただ、お金の話は分かりやすくても、「幸せ」に関するお話は伝わりにくかったように思います。そこで、社内でコンセプトをもう一度考え直しまして、社名でもあるコンセプト「マネーライフプランニング」から、「バリューライフデザイニング」というコンセプトを分離することにしました。もちろん会社は一つですが、マネーライフプランニングのコンセプトの下でお金のことをお話ししながら、一方で、バリューライフプランニングのコンセプトの下では、お金の使い方や本当の豊かさ・幸福について、皆さんと一緒に考えていききたいと思っております。
デザイナーさんにロゴのご提案をいただいて、新たにバリューライフデザイニングのロゴイメージを合体させたロゴも作りました。「満たされている」というイメージになっているのではないでしょうか。今後は、いま申し上げたような2本柱で弊社の取り組みをお伝えしていこうと考えています。
そして、このバリューライフデザイニングのコンテンツを発信するために、フェイスブックページを作りました。皆さまにこのコミュニティにご参加いただいて、コミュニティのメンバー同士で活発に交流していただきたいと思いますし、そのためのイベントなども企画していこうと考えています。また、ウェブサイトでは、いろいろな方にインタビューをしたコンテンツを作っており、特に、「幸せなお金の使い方」というカテゴリーのインタビュー記事も整理しています。

財務状況:諸要因によるマイナスはあるものの、引き続き成長中

この15年間、会社の数字は少しずつ伸びています。去年は少し落ちてしまいましたが、おととしにスタッフの1人だった梶原が独立し、20名ほどいたカジハラのお客さまもカジハラについていったためです。その後15名ほどの新たなお客さまとお付き合いが始まって、再びおととし並みの顧客数に戻りつつあります。
それから、アドバイスさせていただいたお客さま方の資産ですが、全体で30億円ぐらいです。去年からあまり伸びていないのですが、冒頭で説明したように、2022年は株も債権もマーケットがあまり良くなかったので、これが大きな要因ではないかと思っています。
運用損益別顧客比率も出しています。ありがたいことに、運用成績がマイナスのお客さまはいらっしゃいませんでした。また、長く運用されている方はやはりプラスを出されています。それから、株は資産が増やしやすいですから、ポートフォリオで株が占める割合が大きい方はどちらかというとプラスになっています。株ではなく債券の方が多い方は株式が多い方よりも利益幅は少なくなっているはずです。

結びに寄せて

以前、50代の独身女性のお客さまとお話したときに、「終活についてのイベントが企画されたら参加します」と言われました。独身で、子どもや近しい親戚もおらず、老後に不安がある状態で、どうやって終活を考えていけばいいのかを知りたいということでした。そのような皆さまのお声を、ぜひ今年度の企画にしていきたいと思っております。興味があること、それから弊社へのご意見やご要望も、ぜひお聞かせください。
引き続き、弊社をよろしくお願いいたします。