資産運用
最近のご相談で、よく聞かれる質問があります。

「米国株は、まだ上昇が続くのでしょうか?」
S&P500は7,500を超え、過去最高値の近くにあります。
ここ数年上がり続けているので不安になるのが当然だと思っています。
先日、私も信頼している春山昇華さんの発信された、
米国株の予測PERの推移を示した資料を見ました。
PERは、株価を1株あたりの利益(EPS)で割った数字です。
PERが20倍なら、利益20年分の値段で株を買っている、ということになります。
数字が高いほど割高。
低いほど割安。
株式投資をしている人ならみんな目にするシンプルな物差しです。
今回の資料では、2つのPERが使われていました。
・来期の予想利益で計算したPER(2026年)
・再来期の予想利益で計算したPER(2027年)
S&P500の、来年の予想利益で見たPERです。
・2022年秋(株価の底) 約16倍
・2023年秋 約18倍
・2024年末〜2026年初め 約22倍
・2026年10月 約18倍
今年の予想利益で見たPERは、2026年初めには25倍を超えていました。
2024年末から2026年初めまでは、過去5年で一番割高な水準でした。
それが今は、割安と言われた2023年秋と同じぐらいまで下がっています。
ここが面白いところです。
この間、S&P500は下がっていません。
2026年初めの約6,900から、今は7,700を超えています。
株価は上がった。
でも、PERは下がった。
理由は
計算式の分母に当たる1株あたりの利益(EPS)が、
これまでの株価以上に伸びると予想されているからです。
割高が解消されたのは、株価が下がったからではありません。
将来の予測される利益が大きく上がってきたからです。
この水準であれば、ここから市場全体が大きく下げることは
あまりないだろうという事も言えると思います。
米国株が上昇し続けていることに不安を覚えるようであれば
リバランスなどで適切な水準までポジションを減らすことは良いでしょう。
これから運用を始める人も現状は米国株式市場に置いて行っても
大丈夫ではないかと判断しています。