資産運用
みなさま、今年もよろしくお願いいたします。
昨年末に、日本株も米国株を振り返りましたが、年初の今回は
2023年の大まかな流れを予測したいと思います。
現状では、米国も日本も企業業績の下方修正が続いています
昨年インフレ対応によってFRBが金利を上げていったことによって
明らかに景気が減速していて、その影響が企業業績に表れるようになってきました。
ISM非製造業指数も50を割り込んできており、景気減速が指標的にもはっきりしてきました。
したがって、今年の年半ばにはFRBもインフレ対応から景気対応にスタンスを変えざるを得なくなり
金利の上昇もストップし、場合によっては金融緩和にスタンスを変更することを予想しています。
株価としては、こうした米国の金融政策のスタンスが「引き締め」⇒「緩和」に変わった場合に
企業業績回復よりも先行して株価が回復していくものと考えます。
したがって今年前半は、企業業績の悪化とともにずるずると株価が低調に推移し、FRBが景気対策として
金融政策の方針を転換した年後半は株価が持ち直していく
という展開を予想しています。
弊社がおすすめするような長期投資の方針の方は、今年の年前半に少しずつ株式を購入して
後半の上昇を待つという方針が良いのではないかと思います。
予測というものは、私のものも含めて基本的に当たるものではないと思いますので
長期投資の方々は、3年後や5年後の株価は現在よりも高いだろうぐらいの気持ちで
運用に望まれることを期待します。