運用する

マネープランの作成ステップ

自分の資産の状態を把握する。

次のステップは「バランスシート(貸借対照表)」の作成です。
バランスシートとは、「資産と負債」がいくらあるかを示す表で、
企業場合でいう、決算書のひとつです。
ですから、企業の経営者の方や経理担当者の方、簿記の勉強をしたことのある方は
ご存知なのではないかと思いますが、一般の方はあまり馴染みのないものかもしれません。

このバランスシートを個人の資産運用にも応用して、資産と負債のバランスを
紙に書き出していくことで、資産の状況を分析することができます。

バランスシートを作る際には「どのような資産を持っているか?」だけでなく、
「その資産はどれだけの価値があるか?」まで認識する必要があります。

最終的には次の計算式で、あなたの「純資産」を出すことが重要です。

<純資産の計算式>
  (金融資産+実物資産)ー 負債 = あなたの純資産

まずは「金融資産」からチェックしてみます。

ライフイベント表作成の3つのメリット

  • 預貯金
  • 証券口座(MRF、株式、債券)
  • 生命保険
  • その他金融資産(ゴルフ会員権、未上場の株式など)

ところが、唯一生命保険だけは、その場で時価が把握できないわけです。

生命保険の価値を知るためには、保険を解約した場合の「解約返戻金」を確認します。
現時点での価値の目安にすることができます。
加入している保険によっては「保険証券」に解約返戻金の概算が記載してあります。

保険証券に記載されておらず、保険会社に問い合わせる時は、
「今後の返戻金の推移表」をもらっておくと便利です。
時系列で資産状況を把握することができ、将来のマネーライフプランの作成に活用できます。

ライフイベント表作成の3つのメリット

ライフイベント表を作成することには次の3つのメリットがあります。

①自分と家族の夢や目標を認識できる。

②家族で考えていることを共有できる。

③物事を長いスパンで考えられる。

①自分と家族の夢や目標を認識できる。

マネーライフプランのお手伝いをしていて感じるのは、人生の夢や目標を持っている人は、
意外と少ないということです。
「夢や目標はありますか?」とお聞きしたときに、すぐさま答えられる人はそれほど
多くはありません。

人生の目標というと少し大げさかもしれませんが、夫婦や家族の目標を認識できるのは
とても有意義なことではないでしょうか。

②家族で考えていることを共有できる。

ひとつ屋根の下で暮らしている家族でも、改まって家族の目標について話し合う機会は
あまりないのではないでしょうか。
特に20代~30代のご夫婦は、仕事や子育てに忙殺されがちで、お互いの夢や目標を考える時間
も、語り合う時間も持てないことが多いようです。

ライフイベント表の作成は、こうした問題を解決するきっかけにもなります。

特に、次のようなテーマはマネーライフプランを大きく左右するにもかかわらず
夫婦の意見が違うことも珍しくありません。

  • 自宅に関する考えかた(持ち家か?賃貸か?)
  • 子供の教育費用に関する考えかた(習い事は?学校の進路選択は?)
  • 仕事に関する考えかた(転職や独立は?共働きか?専業主婦か?)

ライフイベントを具体的に考えることで、こうした事柄について、話し合うチャンスが
自然と生まれます。
私たちのクライアントでも、ライフイベント表の作成を通して、はじめてお互いの
本音を知ったというケースはよくあります。

配偶者や子どもの考えを知るためにも、ライフイベント表を作成してみてください。
そして、できあがったライフイベント表をしばらく家族の目のつくところに貼っておくと、
お互いの夢や目標を共有することができ、おすすめです。

③物事を長いスパンで考えられる。

さきほども触れましたが、20代~30代の夫婦は、毎日の暮らしで精一杯のことが多く、
将来のことについてなかなか落ち着いて考えられない傾向にあるようです。
だからこそ、ライフイベント表を作成することで、自然と10年、20年、30年のスパンで
人生をを考えるきっかけとなるライフイベント表を作成することは非常に有意義です。

自分の子どもたちが小学校、中学校、高校、大学と進学しやがて社会人になる日。
あるいは自分たち夫婦が会社を辞めてリタイアする日。
あなたのご両親に介護が必要になる日。

そんなときにあなたとご家族は、どのような暮らしをしていて、
世の中はどのようになっているのか。
そういったことを考えるきっかけになり、長いスパンで人生を設計することが
できるようになるのです。

このようにライフイベント表の作成は、資産の問題を抜きにしても、
多くのメリットがあります。

「資産運用をはじめよう」と考えはじめている方は、
株の個別銘柄や、投資信託の商品などを調べる前に、まずはライフイベント表の
作成からはじめてください。