運用する

マネープランの作成ステップ

自分の資産の状態を把握する。

次のステップは「バランスシート(貸借対照表)」の作成です。
バランスシートとは、「資産と負債」がいくらあるかを示す表で、
企業場合でいう、決算書のひとつです。
ですから、企業の経営者の方や経理担当者の方、簿記の勉強をしたことのある方は
ご存知なのではないかと思いますが、一般の方はあまり馴染みのないものかもしれません。

このバランスシートを個人の資産運用にも応用して、資産と負債のバランスを
紙に書き出していくことで、資産の状況を分析することができます。

バランスシートを作る際には「どのような資産を持っているか?」だけでなく、
「その資産はどれだけの価値があるか?」まで認識する必要があります。

最終的には次の計算式で、あなたの「純資産」を出すことが重要です。

<純資産の計算式>
  (金融資産+実物資産)ー 負債 = あなたの純資産

まずは「金融資産」からチェックしてみます。

  • 預貯金
  • 証券口座(MRF、株式、債券)
  • 生命保険
  • その他金融資産(ゴルフ会員権、未上場の株式など)

ところが、唯一生命保険だけは、その場で時価が把握できないわけです。

生命保険の価値を知るためには、保険を解約した場合の「解約返戻金」を確認します。
現時点での価値の目安にすることができます。
加入している保険によっては「保険証券」に解約返戻金の概算が記載してあります。

保険証券に記載されておらず、保険会社に問い合わせる時は、
「今後の返戻金の推移表」をもらっておくと便利です。
時系列で資産状況を把握することができ、将来のマネーライフプランの作成に活用できます。