ご相談事例
相談事例_11ライフプラン
今回ご紹介させていただくのは、30代後半で会社をM&Aにて売却された方からのご相談事例になります。
この方は法人の売却により、1億円近くの現預金を手にすることになりました。
それらの現預金について、今後どのように運用していけばよいかといったことが、今回の主な相談内容になります。
当初の資産状況はこのような形になります。
売却によって得られた現預金について、内3,000万円は次のビジネスを始めるための出資金として。1,500万円は自動車の購入費として充てる予定とのことでした。
そのため、残りの5,000万円をベースに金融資産ポートフォリオを検討していきました。
今回のヒアリングの結果からポートフォリオを検討していく上で、3つのポイントがありました。
会社売却後も、ある程度の所得が保証されている
数年間は会社に残り、経営の仕事を続ける必要がある
当分の間、キャッシュフローが窮屈になることはない
子どもがいるものの、まだ年が小さいため、教育費などによりキャッシュフローが窮屈になるのは10年間以上先の予定である
数年後には新しいビジネスをスタートする予定である
出資金は3,000万円で、ある程度の軌道にのる見込みである
これらの点を踏まえると、中長期的にはキャッシュフロー上で赤字になることが想定されず、現在保有している金融資産については、長期的なリスクがとれる環境であるということがわかります。
ポートフォリオの中で、3,000万円は将来のビジネスの出資金として現預金で保有し、それ以外の5,000万円について、外国株式、外国債券、ヘッジファンドで構成しました。
運用資金、また新規で立ち上げたビジネスと共に、当初の想定よりも上回るペースで資産形成が進んでいます。
今後も定期的に様子をみつつ、必要であれば、都度対策を講じていく方針になります。