メンバーについて

大学を卒業してしばらくは会社に勤めていた時期もありましたが、2016年に独立してお金に関するコンサルティングを始めました。自分の仕事を続けながら、マネーライフプランニングに関わるようになったのが2019年です。

興味があって、大学生のときに株式投資を始めました。株って一般的には値動きを売買するっていう認識の人が大半だと思うんです。だけど資本主義そのものを動かしている株式会社に関わることだし、歴史や経済、人の心理も入ってくる。幅広い知見が必要な、ゲームみたいなものだと思っているんです。いろいろな知識を総動員した結果、うまくいったり、改善したりを考えていくのがおもしろいんですよね。

僕が株式投資にのめり込んでいったように、やりたいことをやれている、好きなことに没頭できてる状態って幸せなことだと思うんです。だけど、大人になるとそういうことが少なくなってしまう。やりたいことができない心理的な枷になっているのは、お金です。お金がないからできないとか、お金を稼ぐために仕事をして時間がとれないとか。お金の心配を解決していくような仕事をしようと思って、独立することを決めました。

お金について調べていくなかで、ファイナンシャルプランナーという役割があることを知りました。いろいろなプランナーと会ってみたけれど、ファイナンシャルプランナーって結局は自社のサービスを売る人が多いんですね。これは僕が考える方向とはちょっと違うかなと思っていたとき、小屋さんと出会いました。金融商品を売るのではなくて、アドバイスすることでお客さんに寄り添う。お金の問題をクリアして、幸せになってもらうためのサポートをする仕事を僕も一緒にやりたいと思って、今は自分の仕事も続けながらマネーライフプランニングでも働いています。

自分でやっている仕事では、お金の相談事をきっかけに話を聞いて、僕が深堀りしていくコーチングのようなことをやっています。自分が本当になにをやりたいのかって、考えたことのない人が意外と多いんですよ。たとえば「あのマンションを買うか迷っている」という方がいたら、どうして買いたいのかを深く聞いていく。投資したいのか、そこで暮らしたいのか。じゃあ、どうしてあの町に住みたいのか、どういう人生を送りたいのかって。お金の話は、必然的にライフプランにつながります。深く考えていくなかで、どう生きていきたいか言葉にしていくところに携わっているんです。

その人を変えたいというよりは、自分で気づいてもらうことが一番の目標ですね。この間コンサルティングを受けてくださったご夫婦は、旦那さんの年収が高いものの、激務と責任感で疲弊している様子でした。「投資して経済的に自由になりたい」というところから相談が始まったんです。明確には言っていなかったけれど、仕事を辞めたいと思っていたんでしょうね。何度も話を聞かせてもらうなかで考える時間も増えて、ご自身で納得した上で判断できるようになっていきました。僕は基本的には聞いているだけなんですが、視野が広がったとおっしゃっていたのが印象的でしたね。

自分で考えて、自分にとって大切なことに気づく。そうすれば、自ずといろいろな判断ができるようになります。その結果、楽しいと思えることに没頭する人が増えたら、おもしろい世の中になるんじゃないかなって。僕、そういう人たちと関わるのが好きなんですよね。

さっぱりしているように見られることもありますが、僕、人に興味があるんです。会社や社会も、人間の活動の集積ですよね。どうしてそう考えるんだろう、なぜそうしたいんだろうって、人の根本的な部分を聞くのがすごく楽しいんです。話を聞かせてもらいながら、僕が得意なところを活かして、まずはお金のことをクリアする部分でお手伝いをしていきたいと思っています。

マネーライフプランニングで働くようになって、チームで働くことのメリットを感じています。業務分担ができるとことはもちろんですが、人と議論しながら進めていくと、いろいろ視点を得ることができますよね。1人で決めたほうが早いって考えていたんですが、それだけがベストなやり方ではないんですよね。最近はいろいろなチームに関わってみたいなと思うようになりました。

小屋さんの、ファイナンシャルプランナー全体のレベルを引き上げたいというスタンスや理念に共感しているんです。お金の不安を越えられる人が増えれば、やりたいことに没頭できる人も増える。僕自身、もう少し業界全体に貢献できるところがあるといいなと思って、一緒に働いています。

趣味はバスケットボールです。最近は自分でコーヒーを淹れることにちょっと凝っています。豆を買ってきて自分でブレンドして、コーヒーミルで挽いて。温度や引き目で味が変わってくるんですよ。自己満足ですけどね、それがおもしろいんです。お客さんとご一緒することも多いから、飲んでいただける機会がつくれたらと思っているところです。